第一話 小説の要素を因数分解してみる
前書きで、まず
は書き始めることが一番大事というか、そもそも書き始
めなければ、どうしようもないという話をしたが、皆さんももう書き始めているだろうか。私はもう書き始めている。作品の出来は、ひどい素人ぶりかもしれないが、それでも口だけ評論家気取りとは違い、書いている。
そもそも、創作の失敗として一番多いのは、設定や、アイデア、キャラクターばかりを練って本文を一行も書かないことなのだ。参考までに私の作品を読んで貰えると嬉しいです。
最強異能力者決定戦
https://ncode.syosetu.com/n1205gf/
この作品のレベル奴が偉そうに「小説家の書き方」みたいなものを書いてんじゃねえ、よ。と厳しいツッコミが飛んできそうだが、だからこそ、今研究しているのだ。
さて、話を進めよう。
確かに、一文でも書き始めることを進めたが、もちろんそれで小説ができるわけがない。一行では、ポエムにもならず、良いところ下手くそな短歌レベルである。というか、https://twitter.com/rHWQTyRZrYllwD5
Twitterの呟きと何も変わらない。
しかし、その一文は紛れもなく小説の最小構成単位。古代ギリシアの哲学者デモクリトスが言うところのアトム(原子)みたいなものである。
結局のところ、小説とはこうした一文の集合体である。小説を因数分解すれば、大量の文章に鳴り、それを解体とすると三つの要素が抽出できるだろう。
それは、
(1)状況
(2)心情
(3)会話
である。
昔、私が早稲田大学の文学部で創作の授業を受けていたときは、描写こそ小説の神髄であると習った記憶があるが、正直ラノベを書くのに、高度な描写はあまり必要ないように思える。何も芥川賞を目指しているわけではない。いや、目指していてもいいが、描写に神経質になりすぎると筆が一向に進まないものである。下手くそでいいのだ。面白ければ。
で、上に上げた三大要素について解説を加えると、
「状況」とは、場面を客観視した説明文のことである。その場面がどんな場面であるか、誰がいるか。何をしているか。それらの情報を読者に示すものだ。まあ、これを突き詰めると「描写」になるのが間違いないが、これはあくまでも個人的な見解であるが、描写など突き詰めようとすると、まさに小説を書くために描写研究をする文芸評論家になってしまうという本末転倒なことが起きかねないと思う。私自身がそうだった。
正直に言うが、私はこのラノベの世界に入ったのは、ここ「小説家になろう」でも有名な進行諸島さんの「失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~」をマンガBANGというマンガアプリで同氏の原作小説のマンガ版を観たことがきっかけで、世界設定が面白くて、どんどん読み進めていったのだが、ご存じの方もおられるかもしれないが、マンガBANGでは一日時間をおかないと次の話を無料では読めないので、適当にググってたらこのサイトになんと原作が無料で読みまくれることを発見したのだ。
それで、私は7日前の2020年5月4日に同氏の「失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~」を一日で全話読破した。いや、面白かった。
ただ、描写が上手かと言えば、私ごときがいうのは大変恐縮だが、これでも一応哲学研究者として言わせて頂くと、決して上手なわけではない。でも、物語のテンポもよく、何しろ、中身外面白いのだから、私は止まらずに一日で一気読みしてしまった。
だからこそ、再度言いたいが、文章の巧い下手とか、描写とかはあまり意識しなくて良いと思うのだ。
次に、
「心情」とは、視点人物の思考そのものである。その場面で視点人物は何を感じているのか。何を考えているのか。そして、視点人物は何に注目しているのか。
正直これも意外と難しく、一人称で書くべきなのか、三人称で書くべきなのか、という問題が生じてくるが、私自身も
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を読んだ方は一発で分かるように、未だ作中でもぶれているというのが本当のところだ。なので、人称問題については、読者に通じればいいや、と開き直っている。
そして、最後の要素。
「会話」とは、そのままのことで、会話文のことだ。この中には、「状況」と「心情」が色濃く含まれ、さらに小説の最大の特徴である「嘘」も入ってくる。
個人的見解ではあるが、この「会話」というのは、既に述べたように「状況」と「心情」、そして、「嘘」という小説に必須の「虚構」が入るという、なんだか三大要素を全てになってくれそうな勢いのポイントなので、今述べた三要素の中では、一番重要だと思っている。これは純文学だったら真逆だろう。有名な文学者、永井龍男の小説など読むと会話文など一切出てこないことも多い。それほど、文学の世界では軽視されている。
しかし、その一方で、ラノベでは、純文学や一般の文学作品と比較して圧倒的に会話文が多い。中には会話文しかねえんじゃないか、という作品も存在するほどだ。そして、今までの二つの要素と違って、会話文は、正直書きやすい。LINEで一人で二役やってチャットしているようなものだと思ってくれて間違いない。
だからこそ、これも極めて個人的見解だが、小説の進行に煮詰まったり、アイデアが出ないときは、会話文を、それこそ主婦の井戸端会議レベルで一向に構わないので、会話文でやり過ごすことがオススメだ。私も実際、
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ここのエピソードなどアイデアが思い浮かばず、取りあえずPV稼ぎの一助を担えればと思い、会話文だけで、しかも特に面白くもない会話文だけで逃げた。
【ポイントの評価をどうか何卒お願い申し上げます!】
読んで下さりまして誠に有り難うございます。作者の平野龍一です。
ここで、皆様に手前勝手なお願いが一つだけあります。
「小説家になろう」では、広告の下にあるポイント評価欄【☆☆☆☆☆】から1人最大五つ星までつけることができます。★1つで2ポイントになり、★★★★★で10ポイント!!10ポイントは、本気で有り難いです。というのも、このポイントで作品の評価が全て決まってしまうと言う、PVが何を意味をなさない厳しい世界だからである。
どうぞ何卒宜しくお願い申し上げます。っていうか、皆様どうか評価してくださいませ。評価なしに帰られるのは、タダ食いって奴ですよ(苦笑。
というのは、言い過ぎではなく、真面目な話なのだがw、
「面白いかも」
「続きを読みたいかも」
「まあ、一応読んだしな」
と、折角読まれたのでしたら、ページの一番下にあるポイント評価から評価をお願い申し上げます。
↓広告の下あたりにポイント評価欄がございます。ものすごく見づらいし、評価するには面倒な登録とかも必要ですが、どうぞお一つ宜しくお願い申し上げます。