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詩集 旅人と嗤う道化  作者: 仲仁へび
3/3

03 朝は遠く、果ても遠く



 終わりもない 始まりもない

 どれだけの時 過ぎても

 結末が紡がれない

 本当のENDはどこ?


 過ぎさった道 振り返った道

 確かめても分からない


 答え合わせ 本当に必要?

 道化が笑い 泣いた





 全ての始まり 小さな遺跡

 迷い込んだ旅人は もう 壊れかけで


 来ない朝をずっと 待つばかり

 月が泣いて 星も泣いていた


 寄り添う道化は狂ったように嗤うばかりで


 ああ、幸せだ 幸せだ 

 本当に? なんて聞くなよ?


 繰り返す 針の音

 けれど空回り 正しく時が刻まれない


 零れ落ち 欠けていく

 全ては虚無へ お還りなさい


 刻まれた足跡消して 丁寧に記憶も消え

 ほら 後には何も残らない


 道化の嗤い声が夜に響く



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