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詩集 旅人と嗤う道化  作者: 仲仁へび
2/3

02 星が泣き、夜が無くなる



 真空の世闇に詰め込まれた思い

 誰にもたどり着く事なく


 星はなく 光鳴く

 ただそこにあるだけの廃棄品


 壊れて 寂れて ただ一つ朽ちていく

 ねじの巻かれない時計 時を刻まない針


 欠けていく 駆けていく 旅人の行方はどこ……?




 無限に続く牢獄に 捕らわれて帰れない

「助けて」と 「助けて」と 叫んでも届かない

 一秒後にはまた 忘却の繰り返し

 ああ、またこれか なんて

 慣れるにも ほどがある


 足跡が重なり 正しい道が残らない

 右の道も 左の道も 誤りしか残さない


 踊れ 踊れ 哀れな旅人

 嗤う道化と共に

 独りきり? 一人きり? いいえ、二人きりでしょう


 見えないふりは無しで

 隠したふりも意味はない


 だからほら、目を開けて……


「そろそろ現実見て諦めなよ」



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