あいつの脳味噌は筋肉で出来ている
二年くらい前に、なろうの作品を読むようになって、
書いてみたい
と思ったことが二つ有りました。
それは、
『S級』と『脳筋』です。
『S級』は、第十話で達成出来たので、
今回は『脳筋』です。
私は、脳筋的表現を、
1981年にテレビ放映された
米映画『グ○ース』
で初めて知りました。
それが、
「あいつの脳味噌は筋肉で出来ている」
です。
大学の同級生の部屋で見たので、
四人いたのですが、
誰も知らなかったようで、
大爆笑しました。
それが、なろうでは、
今でも使われている
のを見て、驚きました。
まさか、あれが生き残っているとは!
きっと、あの時、
日本中のお茶の間が、
衝撃を受けたんでしょうね。
そんな時代でした。
それで、
脳筋はアメリカ的表現
と、発表したかったのですが。
なろうで、
翻訳の新ジャンルが欲しい
という作品を読んで、
考えが変わりました。
テレビですから、当然、
吹き替え
で、
翻訳者が、口の動きに合うように作った
可能性が高いので、
考えたのは、
日本人の翻訳者
ということになります。
英文でも、脳筋的表現を見たことが無いですし。
翻訳者の話ですが。
妻がネットで英語の落語を見ていて、
私の耳に入って来たものが有ります。
日本人が英語が話せないのは、
英語教育が悪いからだ。
テキストも酷い。
I am a boy.
なんて、
見ればわかることを、
使う場面が有るか!
みたいなことを落語家が英語で言って、批判していました。
四十年くらい前の話ですが、私の叔父さんが、
うちのカミさん
の考案者として、週刊誌の取材を受けたことが有ります。
その時に、
I am a boy.
を例に挙げ、翻訳の仕方を説明して、
それが掲載されていました。
I am a boy.
が実際に使われると、
どんな意味になると思います?
もちろん、場面によっても変わりますが。
泣かないよ
だそうです。