表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
教育実習生のシルバー  作者: ぱちみの姉
3/4

教育実習生のシルバー


「ぶっっっ!」

後ろで吹き出す声やらクスクス笑いが聞こえる。騒がしい。


「いえ、O型です。」

シルバーはメガネをくいっと上げる。

教室の電気がメガネが反射して表情が分からない。


「そうですか。O型ですか。」

「はい。」


「…。」

「…。」


気まずい沈黙が流れる。



「神谷さんはなんでぱちみって呼ばれてるんですか?」

意外にも沈黙をやぶったのはシルバーだった。


「ぎゃはははははっ!!」

想定内だか後ろでは爆笑が起きている。


「下の名前は真名美さんですよね?」

「はい。1年生の時に隣の席の男の子に化学のテスト範囲を聞かれて、答えたんです。」


「で、その後化学のテスト範囲が変わって嘘ついたって言われてぱちみって呼ばれるようになったんだよね?ぱっち!」

後ろから声がして振り向くとクラスの女子全員がいた。

「そこから3年間の間に進化してぱっちとかぱちとかはちとか呼ばれるようになりました。」


「わはははははっ!!」

女子全員が笑う。シルバーもにっこりと笑っている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ