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壁を越えて俺たちの魔力は目に見えるほどに増えた。


「は~、この練習も簡単にこなせるようになったな」

たった1時間の練習では物足りなくなってきたのだ。

「そうよね~、こうも簡単だと毎日するのが馬鹿みたいに思ってくるわ」

「何か刺激が欲しいな」

「では次の練習をしてみますか?」

いつの間にそこに居たのか広場の入口に神父がいた。

「びっくりした。なんでここに居るのさ」

「私だって一日中教会に居る訳ではありませんよ」

「ごめんなさい。それで次の練習って何をするの?」

「それは…」

神父さんに教えられた新しい練習法は今までやってきたことの応用だった。


「うおぉ~」

次の日からその練習を開始しているが思うようには進んで行かない。

「手だけじゃなく全身に魔力を纏ってそれを維持するって肩まで伸ばすのだけで結構魔力いるぞこれ」

「本当、久しぶりに魔力切れを起こしたわ。やっぱり応用だけあってすぐには無理なのかな」

「けどその分やり甲斐が出る」

「無駄に元気だよねトーマスって」

「無駄ってなんだよ、無駄って」

「はいはい、休憩終わり。少しは回復したからまた頑張るわよ」


そして毎日再び魔力切れを起こす日々を送り自身の魔力量を増やしていいっても一向に出来る兆しが見えなかった。

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