魔物と魔法
3年が経ち俺は自力で歩き回ることができるようにはなった。
この3年で分かったことは言葉は通じるが文字がわからないということ。
ただ寝る前に母親が子守唄がわりに本を読んでくれるので少しづつではあるが理解しつつあるので問題はないだろう。
1日の時間や月の日数、距離や重さの単位は元の世界と変わらないのも助かった。
元の世界と違うのはこの世界には魔物がいる事と魔法が存在するということだ。
ただ魔法に関しては誰でも魔法が使えるという訳ではないようで5歳になり教会で魔法使いの適性があるかどうか調べるそうで適性があれば親元を離れてどこかの施設に行って訓練を受けるそうだ。なんだか学校みたいだなと人ごとのように感じていた。
魔物だが魔物の強さはピンキリで自分が住んでいる村の周りにはそれほど強い魔物は出ないらしい。ただ準備もなく遭遇すれば子供など確実に死亡するらしいので魔物が出る草原や森には絶対に行ってはいけないと毎日口を酸っぱくして言い含められるのが鬱陶しい。
まぁこの情報は母親達のおしゃべりと遊んでくれる近所のお兄ちゃんとお姉ちゃん達が教えてくれたし、魔法適性があったお兄ちゃんが内緒だぞと言って魔法を使うところを見せてくれたのだ。
『俺も魔法使ってみてー』
この時俺は5歳になるのが待ちどうしくなった。




