表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/47

プロローグ

カチャカチャ…

部屋の中でゲームの音だけが響く。

「冬馬~遊んでるならちょっと買い物行ってきてぇ~」

「え~、めんどくせぇ」

「今月お小遣い前借り…」

「わかりました、行きます。行くから小遣いカットだけは」

「よろしい。買うものだけど明日の食パンと牛乳、あとマヨネーズもお願い」

「そんだけなら母さんが…」

「何か言った?」

「言ってません」

母親から千円もらい自転車に乗って近くのコンビニに向かう。


買い物を済ませ交差点で信号待ちをしていると遠くからパトカーのサイレンが聞こえてきた。

どんどん近づいてくる。

どうやら真っ直ぐこの道を進んでくるみたいだ。

信号が変わり進む。

すると暴走する黒い車と追うパトカーが見えた。

けど黒い車の前に乗用車がいるしここは住宅街道幅が狭く追い越すこともできない。

『捕まったな』

そう思ったが黒い車はさらにアクセルを踏み前の車に突っ込んだ。

前の車はその衝撃でスピンしてこちらに向かってくる。

「嘘だろ、おい!」

慌ててブレーキを掛けて逃げようとするが間に合うはずもなくぶつかった。

「しっかりしろ!目を覚ませ!死ぬな!」

薄れゆく意識の中、懸命に心臓マッサージをされているのがわかる。

けど駄目だ眠い、寒い。

浮かびかけた意識は沈み、そのまま覚めることはなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ