身体が、揺れる
ふとした瞬間に訪れる、グラリとした揺れ。
地震なのか、それとも自分の頭や身体が揺れているだけなのか――。
慢性的な睡眠不足と静寂の中で混ざり合う、微小な感覚の違和感を綴ったショートモノローグです。
少し不思議で冷めた日常の一コマとして、気楽にお読みいただければ幸いです。
━━地震!?
眠気が一気に覚める。身体が震えているだけなのに。身体の震えはいつものこと。
━━地震!?
また気の所為。でも、確かに揺れている。揺れているのはわたしの方。頭が揺れているのか、上半身全体が揺れているのかは、判別不能なようだ。
拭き取り用お化粧水をお肌に染み込ませていた。
何かに没頭していると、揺れる気がする。
揺れている時には、この上ない静寂が訪れる。━何?この揺れは
わたしにはわからない。強いて言うならば、アルコールの後遺症か、もっと重大な脳の問題か。いずれにしても揺れる。揺れれば地震に対する心の備えが出来る。
こんなものか。
妙に冷めている。
揺れが多いのは眠い時。慢性的なな睡眠不足だ。ショートスリーパーならそれでいい。活動できる時間が増えるから。
あ、また揺れているの。
日常のふとした瞬間に起こる感覚のズレや違和感は、ときに本当の揺れよりも強く心に残ることがあります。
読んでくださった皆様の日常にも、ふっと静けさが訪れるようなひとときがあれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました




