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身体が、揺れる

作者: 遥(はるか)奏汰(かなた)
掲載日:2026/10/12

ふとした瞬間に訪れる、グラリとした揺れ。

地震なのか、それとも自分の頭や身体が揺れているだけなのか――。

慢性的な睡眠不足と静寂の中で混ざり合う、微小な感覚の違和感を綴ったショートモノローグです。

少し不思議で冷めた日常の一コマとして、気楽にお読みいただければ幸いです。

━━地震!?

 眠気が一気に覚める。身体が震えているだけなのに。身体の震えはいつものこと。

━━地震!?

 また気の所為。でも、確かに揺れている。揺れているのはわたしの方。頭が揺れているのか、上半身全体が揺れているのかは、判別不能なようだ。

 拭き取り用お化粧水をお肌に染み込ませていた。

 何かに没頭していると、揺れる気がする。

 揺れている時には、この上ない静寂が訪れる。━何?この揺れは

 わたしにはわからない。強いて言うならば、アルコールの後遺症か、もっと重大な脳の問題か。いずれにしても揺れる。揺れれば地震に対する心の備えが出来る。

 こんなものか。

 妙に冷めている。

 揺れが多いのは眠い時。慢性的なな睡眠不足だ。ショートスリーパーならそれでいい。活動できる時間が増えるから。

 あ、また揺れているの。

日常のふとした瞬間に起こる感覚のズレや違和感は、ときに本当の揺れよりも強く心に残ることがあります。

読んでくださった皆様の日常にも、ふっと静けさが訪れるようなひとときがあれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました

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