表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/14

温めてもらったチャーハンおにぎりの夜

仕事帰り、コンビニに寄った。


夕飯を作る気力はない。


弁当の棚の前で少し迷って、

結局、おにぎりの棚から一つ手に取る。


(……チャーハン)


特別好きなわけじゃない。


でも、疲れているときは、

こういう味の濃いものに安心する。


レジに持っていくと、店員が聞く。


「温めますか?」


少しだけ考えて、


「お願いします」


と答えた。


数十秒後、

温められたおにぎりを受け取る。


袋越しに伝わる、じんわりした熱。


外へ出ると、夜の空気は思ったより冷たい。


歩きながら袋を開ける。


湯気がふわっと上がる。


ひと口かじると、

温かいチャーハンの味が口いっぱいに広がる。


(……うま)


別に高級でもないし、

出来たてでもない。


それでも、


残業でくたくたになった体には、

これくらいがちょうどいい。


今日も特別なことはなかった。


仕事して、疲れて、帰るだけ。


それでも。


温めてもらったチャーハンおにぎりひとつで、

なんとか一日を終えられる夜もある。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ