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ー俺金だもんー (原案)
金が転移なんで金移
第0話 プロローグ!
俺が目を覚ますと、そこは見知らぬ森だった。
時間帯は多分昼上がり、若干太陽が真上に上がっているころだと思う。
耳をすませば動物たちの声が聞こえ、見渡せば木漏れ日が見える。
週末はここにテントでも立ててのんびりと、いや、この自然を目いっぱいに堪能するためには、ブルーシートで十分だろう、そのほうがテントよりもいいかもしれない。
とりあえず、とても綺麗な森だった。
まさに幻想的、神秘的、別世界のような場所だった。
...別世界。
多分、俺は...。
本当にその別世界に来てしまったのだろう。
そして俺は多分、いや、絶対といえるほどにこの世界では苦労することになるだろう。
だって...。
俺金だもん。
ピカーン キラン
そこには、異常なほどに輝いた人型の金が、いかにも悩まし気にうつむいていた。
「はぁ。」
読んでくれてありがと