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吹奏楽のなかの。  作者: 南央
まわりからみた彼
34/57

1年目の文化祭***

 ステージにあるマイクの前。

 吹奏楽部の、代表として。

 大きく息を吸い込む。

 客席が、すごく静かだ。クラスの友達が真剣に見てくれている。

 「こんにちは、吹奏楽部です!」

 今まで何度もしてきた挨拶。でも、今日はなにかが違って、ただのこんにちは、じゃなくて、ただの吹奏楽部じゃなくて…。

 「私たちは、夏休みからこの文化祭に向けて、精一杯練習してきました。聴き苦しいところもあるかと思いますが、どうぞ、よろしくお願いします」

 静かに、優しく、拍手が湧いた。

 1番後ろの、直管群の席まで戻る。

 太一と目が合って、その笑顔に安心する。口が、がんばろう、って動いてる。

 その後ろの葵とも目が合う。お互いに微笑んで、葵は前を向いた。

 息を吐いて、吐いて吐いて吐き切ってから席につく。

 先生がそれを確認して、指揮棒をあげる。

 部員みんなが、また、お客さんたちも、何も言わずに真っ直ぐそこを見る。この、緊張感が好きだ。

 みんなのブレスが揃う。

 背中になにか、すっと通って、目頭があつくなった。


短いですが…


帆奈と太一と葵を。

ここで仁科持ってきたら無理やりすぎると思って…





読んでいただきありがとうございます!

これからもお願いします( ˘╰╯˘)♡*゜

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