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蹴撃の黒メイデン  作者: 雪銀かいと@「演/媛もたけなわ!」電子コミックサイトで商業連載中
第四章 乗り越えるべき試練〈Last obstacle〉

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第四章-3

       3


 蓮たちはその後、近くの病院に運ばれた。葵依の起こした暴風に一般人が気づき、警察が駆け付けて、という流れらしかった。しかし蓮が目覚めたのは戦闘終了から丸一日以上経ってからで、記憶はなかった。

 護国輔翼会はトップである水無瀬秀雄の死亡に伴い、事実上の解散状態となった。捕縛された葵依の言によると、護国輔翼会の計画は、アキナたちを倒した後、その事実を全世界に喧伝し、各国の反神人、反国際協調主義団体と呼応して世界体制の転覆を狙う、というものだった。

 意識を取り戻してからも、蓮は大事を取って入院した。初日、同じく入院していたアキナ、クウガの立ち会いの下、蓮は雪枝と面会した。雪枝は目に涙を浮かべながら手を取り、蓮の無事を喜んだ。

 アキナとクウガは雪枝に、蓮を危険な目に遭わせたことを心から詫びた。だが雪枝は「息子が望んだことですもの。あなた方に責任はございませんよ」と柔らかくもきっぱりと告げた。

(つくづく人間できてるよな)と、蓮は深く感服していた。

 少し迷ったが、蓮は平安神宮で倒れた直後に垣間見た謎の世界についてアキナに語った。するとアキナは、自分も全く同じ体験をしたと即答した。二人は頭を捻って考え色々な仮設を出したが、結論は出ずに終わった。

 二週間の後、蓮は退院し、自宅に移った。

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