✒ 冒険者広場 2 / 調合してみる
まな板とナイフを出して、折り畳めるゴミ箱を用意したら、何時でも料理を始められる。
料理に使う食材が入っているマジカルバッグの中から、使う食材を選んで出したら、まな板の上に出す。
今夜の夕飯は、味付けした肉を網の上に敷いたホイルの上で焼く事にした。
焼けた肉を葉野菜にくるんで食べるんだ。
出したら肉をシートを敷いたまな板の上でナイフで薄切りしたら、耐熱性に優れて冷凍にも使える便利なポリ袋の中に入れて、下味を付けて染み込ませておく。
肉に味が染み込む間にスープを作る。
セフィートが汚れたシートとナイフに浄化魔法を掛けてくれる。
綺麗になったシートの上で、綺麗になったナイフを使って野菜を切る。
野菜に火が通り易いように小口切りしたら深鍋の中に入れる。
烏が採って来てくれた食べれる茸も切って入れたら、味付けに調味料を入れる。
鍋の中に豆乳を入れたホワイトシチューを作る事にした。
網の上に鍋を置いたら、セフィートに頼んで薪の中に入れている紙屑を火魔法で燃やしてもらう。
火加減もセフィートに任せて、僕は網の上にホイルを敷いて味の染み込んだ肉を焼く事にした。
ホイルの上に肉を並べたら、セフィートに火魔法で紙屑を燃やしてもらう。
火加減はセフィートにお任せして、僕は肉をひっくり返す。
焼けた肉は皿に乗せて、ホイルの上に次々と肉を焼いた。
肉を焼き終えたら火を消して、セフィートに使用済みのホイルへ浄化魔法を掛けてもらう。
アルミを片付けたら、肉を巻くための葉野菜を用意する。
葉野菜の上に焼けた肉を置いたら巻いて、木製の皿の上に盛り付けていく。
使用済みの皿,ナイフ,シートをセフィートに浄化魔法を掛けてもらって片付けた。
木製のスプーンと豆乳シチューを入れる木製の皿を用意した。
弱火でクツクツと煮込んでいる豆乳シチューの味見をして、味を整えたらオタマで掬って木製のスープ皿に入れた。
出来立て熱々の豆乳シチューと葉野菜の肉巻きをまな板の上に置いた。
座る為にマジックバッグから背凭れ付きの丸太椅子を出す。
リット
「 よし…!
夕飯の準備は出来たな 」
僕は日が暮れてしまう前に夕飯を済ませてしまう事にした。
〈 大陸神 〉へ食前の感謝の祈りを捧げてから作った夕飯を食べる。
リッドンは調理した料理は食べない。
烏と同様に生肉を食べるから、僕の食事中に仲間の烏達を率いて何処かへ行って食事を済ませて来る。
きっと怪物を襲って喰べてるんじゃないかな?
夕食を済ませたら、セフィートに汚れた食器と食具へ浄化魔法を掛けてもらって片付ける。
浄化魔法っていうのは本当に便利な生活魔法で、どうやら虹属性の精霊にしか使えない特殊な魔法らしい。
水で洗う必要もないし、掃除をする必要もないし、洗濯も入浴も必要ない。
調合する時だけじゃなくて、調理する時もセフィートの魔法に助けられている。
本当に有り難い。
明日の朝食分の豆乳シチューと野菜の肉巻きを保存してから、薬剤の調合を始める事にした。
マジックバッグから調合キットを出したら、トランクを開けて必用な道具を出す。
烏が収集してくれた材料や《 商店街 》で買った材料を組み合わせて、セフィートと一緒に薬剤の調合を始めた。