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トゥグア'sキッチン(前編)

「シオンちゃん、一緒にBBQでもやらない?」

「トゥグアさんって料理できたんですか?」「とある宇宙船に拾われた時は私が家事を担当していたのよ?料理ぐらいできるわよ」


 トゥグアさんが料理するってあまりイメージ無いや。


「シオンちゃんがマイホームを持った記念にパーティーでもしましょうよ」

「二人で?」


 二人でパーティーはしんどい所あるぞ!


「他に誰呼ぶの?」

「え…ゴリアテとか?」

「あの子って食べないわよね」

「あ…」


 人選考えなきゃな。


「食材の買い出し行ってくるからその間に呼ぶなら呼んどいてね」

「あ、はい」


 ドールズは食事をしないから全滅だね。って、そういえばゴリアテが確か毒味機能を持つ人形は食事を取るとこができるって言ってたね。


「ゲート、ゲートっと」

「シオン、何しに来たの?」

「毒味機能を持ってる人形を派遣して欲しいなって。できれば自我持ちで」

「なぜ?」

「トゥグアさんがバーベキューやろって誘ってきてさ。私生活を軽く知ってる私からするとちょっと料理ができる様には思えないから、ね?」

「分かった、私も同行しよう」

「他の子は?」

「あいにくと、王宮で晩餐会があるとかで、貸し出されてる」

「そっか」


「で、これがお前の新しい家か」

「普段は貸別荘として運用して、おこづかい稼ぎでもしようと思ってるけどね」


 何に使うかは未定だけどね。


「いくらだ?」

「ふぇ?」


 え?なんで、ゴリアテが値段聞いてくるの?


「私が借りると言っているのだ。だからいくらで借りれる」

「ああ、ゴリアテならタダでいいよ、別に。いつもお世話になってるし、変な改造とかしなさそうだしね」

「ありがとう」


 うん。この程度でゴリアテへの恩を返しきれたとは思えないけどね。


「てか、なんで借りようと思ったわけ?」

「宝物庫にいるとだな、そのーなんだ。私以外のドールズが私の為と称して世話を焼いてくるのだ。しかし、私も時には一人で集中したい時もあるからな。そういった時に使いたいのだ」

「ゴリアテにもそういう時あるんだね」

「あの子達へのサプライズプレゼントなどを作ることができないからな」


 サプライズプレゼント…ゴリアテが!?


「言っておくが、衣装しか渡さないからな?」

「衣装?」


 ドールズって確か、造られた時から服装とか変わらないはずなんだけどな。


「時々、自我持ちが生まれるのだか…それを祝って専用の武装を用意してやってるだけだ。そうすればマスターの役に立てるからな」


 衣装による差別化か。確かにそうすれば実力者が分かりやすいね。それにしても、


「ゴリアテって、相棒のこと好きだよね」

「ああ、私達ドールズの生みの親だからな」


 そういや、そうだったわ。

今回はサブタイトル決めてから書いたけど…半分タイトル詐欺だな、これ!来週は中編か後編の予定です。誰々の話が読みたいってリクエストが有れば書きます、半分ネタ切れ状態で書き続けてるのがこの作品なので。

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