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同じ力を持っているだけ

「【断罪の聖剣】」

『【聖王の波動】』

「魔に堕ちた貴方がその聖なる力を使いこなしますか」

『これでも自傷ダメージ酷いからな。再生能力と気合いで耐えてる』

「こちらに戻ったらどうですか?」

『はは……この肉体はあいにく産まれたその瞬間より魔に堕ちてたんだよ。だから最初からこっち側なんだわ。勇者としての力も使えるだけで体が痛いし、聖女の力なんて魂にダイレクトアタックかましてくるからな』

「男性……ですよね?」

『肉体操作の応用で性別ぐらい帰られるからな。普段中性的な顔と体つきしてる理由がそれだからな。サラシで締め付けてるだけで胸も普通に正面から見て分かるレベルであるぞ』

「【慈愛の聖剣】」

『危な!』

「自慢ですか?聖女候補として育てられたのに目覚めた力は勇者だった私への当て付けですか?さっさと死んでください」

『ごめん……でもおかしな話だな。なんせ勇者と聖女の違いって力の使い方だけだからな。勇者が男に多い理由が攻撃的だから。聖女が女に多い理由はその優しさから。要するに考え方一つなんだわ。力の本質はほぼ同じ。聖女が性別変わって男になったら勇者として目覚めて、聖女の力の一部を行使したって話も聞くぐらいだからなっと【魔王の波動】』

「I desire to kill you, and in exchange for that desire I offer my body and soul.」

『物騒な詠唱だねぇ!ならその唇をいただこうかな?【ロストフラグマ】』

「パーフェクトではなくロスト!?」

『おや、そこを知っているって事はなおさら帰せなくなったよ。私のハーレムメンバーの一人になりなさい』

「誰か別の人が化けてたのですね!なら遠慮なく始末させていただきます」

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