pixivオリジナル作品の宣伝的な何か
「英霊召喚システム起動」
『システムを起動します。召喚触媒をセットしてください』
「セット完了」
『スキャンを開始します……完了しました。続けて該当英霊を召喚します』
キュィイーー!!
「おや?君が私のマスターかい?触媒からしても私一人狙いのようだったし、相当な物好きだね」
「英霊契約システム起動」
『霊呪によるパスを作成します……失敗しました。再度トライします……失敗しました。再度トライします……失敗しました』
「契約内容も知らずに契約できるか!って訳で妨害をさせて貰ったよ」
「そう……システム停止」
『システムを停止します』
「しかし、私のみが登場人物となっている小説を触媒にするとはなかなかに面白い事をするねぇ!」
「……貴女の使役するモフモフにしか興味ない」
「つまりは私の論文を見て私の家族に興味を持ってくれたという訳か」
「鉄をも溶かす体温を持つ赤き体に黄色きモフモフが付いた四足歩行の炎を操る女王を頼む」
「私の最愛の家族をかい?」
「貴女が寝食を共にするモフモフを出せと言っている」
「それに対する私達のメリットは?」
「この世界の技術を貴女の城に送り届ける」
「つまりこの小説の世界は異世界での出来事だとでも言うのかい?」
「その通り。私は貴女の世界を観測した。それにより縁が生まれた。その結果として近い将来、この世界と貴女の世界を行ったり来たりする装置を完成させる事が出来るようになった」
「私がフィールドワークするフィールドが二倍以上に増える訳か」
「……ウルトラホールを利用したゲートは一方通行でしかない。何故ならこちらの世界からは開けないのだから」
「なるほど。私の考えはある程度お見通しと言う訳か。しかしだね、ウルトラホール開き、渡ることの出来る通る存在に友人はいないのだが……それは理解してるのかい?」
「なら予言する。貴女は近い将来、可能性の塊を保護する。その結果としてウルトラホールを自在に渡り歩ける様になる」
「そうか……なら帰ったらウルトラホール対応の防護服の開発を進めなくてはね」
「どうする?」
「ふむ……しばらくここに滞在させて貰おうか。それで文明レベルを計り私が欲しいと思うような技術があれば契約は成立といこう」
「しばらくお預け……」
「そもそも私の庭園に来なければ一部の存在は触れあえないぞ?何故ならば野生の存在が住み着いているだけなのだからね」
「そうだった……」
「この召喚も一方通行なのかい?」
「あ……ごめん。術式狂ってて分身を召喚するはずが本人を召喚してた」
「つまりどういう事だい?」
「今、貴女の世界には貴女は存在していない。突然主が消え、城の住人が探しに動き回る可能性が高すぎる」
「なるほど……まあ、伝説や幻の存在が関わってると認識させればどうとでもなるとおもうのだがね」
自分がpixivで不定期更新の連載している小説とのコラボ的な何かです。
このお話の元ネタは二種類あります




