表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/70

リンクルの悩み

地中深く、マントル近くの地下シェルターのリビングルームにて


「あ…ボス、職を失ってしまいました」

「は?」

「リンクル、私の事は捨ててもいいからマスターだけは養ってね?」

「私としてはラナには生きていて欲しいのだけれど」

「マスター……マスターが居ない世界に居る意味なんて無いです」

「はぁ…アタシって貧乏くじ引きやすい体質なのかね」

「別の世界でやり直す?」

「それもありだけど、魔力が問題ね」

「ああ…魔力ならヴァルハラの皆から徴収したらどうっすか?」

「あの()達からは今はもう戦う時以外受け取りたく無いのよ。私のエゴで国が滅んだのだから」

「それは形式上の話だよね?」

「死して働かせたく無いのよ。愛でられるのが仕事なのに魔力の提供までさせたら自分を赦せなくなるわ」

「神を喰らって魔力量が増えたんじゃなかったすか?」

「ああ、それ?大半は施設の維持に費やしてるからあまり貴女達と出会った頃と変わってないわよ」

「マジっすか?」

「マスターは全盛期を過ぎた?」

「私はまだまだ成長していくわよ。だって()()子供なんだもの」

「それは身長の話で実年齢はそんじょそこらの長命種の長老達を軽く超えてるっすよね?」

「マスターは私より年下。つまり幼女である」

「いや、まあ…そう、かもね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ