洞窟
レベル上げのため、ケイたちは洞窟へ。
町を出て少し歩き、洞窟に到着した。
洞窟の入り口に[ダラケアルの洞窟]と書いてあった。
俺たちは洞窟の奥へ入っていった。
洞窟、ということでなんとなく察してはいたが予想以上に暗くて湿っぽい。
「そろそろ周りが見えなくなってきたな」
カイエンジ手から小さな火が出た。
「ヒートだ。これくらいの初級魔法だったらお前でも覚えられるだろ」
「えっ、そうなの?」
「ああ。スキルポイントさえあれば、初級魔法は職業関係なく誰でも覚えられるぞ。お前は冒険者だから、中級魔法とごく一部の上級魔法も覚えられるな。ま、当分先の話になるだろうが」
ほう、あとでデータカードを確認しておくか。
と、そこに。
「キーーーーッ!」
コウモリの群れが現れた。
「コウモリか、強くは無いが、血を吸われるのはやばい。早めにやっつけるぞ」
「分かった」
カイエンジと俺は左右に展開し、群れに向かって剣を振った。氷と炎の剣が群れを裂く。
早めに攻撃したのが功を奏し、血を吸われる前に倒すことができた。
「よくやったな、ケイ」
「何とかなったな。よし、次に行こう」
アナタブの画面から、EXPのバーが伸びた。
ヒートの魔法に照らされつつ、俺たちは奥へと進む。
今回も読んでくれてありがとうございます。




