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初めての戦闘、そして

モンスターと戦う為、草むらへと向うケイ。

 俺は町を出る。

そこは木や草むらが生茂る、まさしくRPG!って感じのとこだった。

とりあえずその辺の草むらに入ってモンスターを探す。

と、目の前に緑色のドロっとしてそうな生物が出てくる。

アルテミスが話しかける。

「あれはスライムです! レベル1のあなたにとっては結構きつい相手ですが、頑張ってください!」

「おい、なんでスライムがきついんだよ、普通雑魚だろ?」

「確かにレベルが高い人からしたら雑魚ですが、なかなか強いモンスターですよ?初級魔法は効きませんし、何の属性も持たない剣で切ったら分裂して数が増えますよ?」

うわぁ、クッソ厄介だ。

「効率的な倒し方としては属性を持った武器で攻撃するのがいいんですが......何せ今持ってる武器は初期装備の短剣......逃げますか?基本的に普通のスライムはこちらが攻撃してこなければ攻撃してこないので」

 どうするケイ。異世界転生はじめての戦闘で逃げるのか?恥ずかしくないのか?

「くそっ、やっぱり逃げるしかないか......」

と、逃げようとしたその時。

紅い衝撃波がスライムを切り裂き、塵となって消えた。

「うわぁ......すげぇ......」

 俺はただただつっ立って感心していた。

後ろを振り返ると、赤い色の髪の男が立っていた。

オレンジ色の目でこちらを見つめている。手には炎を纏う一本の剣が。

「お前、見ない顔だな。かけ出しか? 俺の名はカイエンジ。剣術者だ。スライムはお前相手には無理だ」

確かに逃げようとはしたけどさ。

「お前、俺とパーティ組まないか? いろいろ教えてやれるぞ?」

マジか。唐突だが、こんな早く仲間が増えるとは思っていなかった。助かる。

「いいのか?じゃあ、よろしく頼む。俺はケイだ」

「ああ、よろしくな。ケイ」

 カイエンジが仲間に加わった。

が、俺は異世界に来て初めての戦闘で逃げるを通り越して他人に助けてもらうという恥ずかしさを負ってしまった......

読んでくれてありがとうございました!

新しい仲間、カイエンジ。

次回は武器の調達。

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