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プロローグ
この戦いがいつから始まったのか。
誰も知らない。
この戦いはいつ終わるのか。
誰も分からない。
ただ幾千年も続く戦いを今日も続けるだけ。
異常はいつしか日常になり。
ささやかな希望は大きな絶望となって世界を閉塞感で満たす。
街は戦場に。
国など最早機能せず。
殺し合いの繰り返し。
人を物として考える最低な世界。
僕達はこの戦いを愚戦と呼ぶ。
くだらないいがみ合いを続けるこの世界を。
この国を。
僕達を。
ただ馬鹿だと鼻で笑う。
だからこの戦争が【聖戦】なんて呼ばれるのは何かの因果なのかもしれない。
あの血に濡れた戦争を。
燃え盛る大地を。
風に乗って届く怨嗟の声を。
よりにもよって【聖戦】だと抜かすのだから。
そう。
これは僕達のお話。
あの戦争を最後まで見届けた愚か者達のお話。
世界設定はよくある異世界。
魔法あり・現実にかなり近い武装兵器あり・医療レベル低め(魔法があるため)みたいな感じです。
わかりやすいものを作るように心がけますが、もし「わかんねぇよ死ね!」って思われるなら感想で質問してください。
((。´・ω・)。´_ _))ペコリ