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二人は塔の最上階のアオイの部屋に転移
「あの風景はこの世界にあるのですか?」
アオイは浮遊しガウスを抱いている
「私の己が世界ににあります」
「師は格闘ゲームのステージ参考に幾らでも闘え」
「壊れないをコンセプトに制作なされたと」
ガウスは思考し纏まらない
(うるさい)
(一度こちらに来い)
「そろそろ眠くなりましたか」
(おかしいよアオイさん!)
「嬉しそうですねアオイサン」
「そんなことナイデスヨ」
「凄く眠そうですし。ここはお姉さんのお布団でお休みして下さい」
(無理か?)
(だが限界は近いぞ)
(うんねるから)
(まだか)
(相変わらず己の声起きてる時会話にナラナイ)
気が付くと良い匂いのするお布団で寝ている
アオイさんは満面の笑みを浮かべ
ひていをゆるさぬ構えが目に見えるようだ
「ささお休みください」
俺は目を瞑り
「おやすみなさい」
「はい!おやすみなさい」
「ガウス君今日は一日ありがとう」
意識は闇の風景へ
おれが俺を出迎える
「よお」
「アオイさんの風景に居る間なにかあったろう」
「ああおれらはかそうじんかくだ」
「で」
「とうごうされてた」
「消されたのか」
「ひとつだ」
「アオイさんの風景の中だと一つになり増えないのか俺」
「だな」
「で仮想人格が得たモノは消えないと」
「そうだ」
「アオイさんにした干渉は成功か」
「せいこうだ」
「せっきょくせいがまし」
「悲しい表情は少なくなる」
「アオイさんがガンガン来ると思うか」
「ない」
「かのじょのきょうみはつよきもの」
「今俺は弟認識に」
「少し寂しいな」
「ああ」
「話を変える」
「でアレハ使えるか」
「いまためすか」
「いけるはずだ」
「悪意の貯蔵は十分か」
「たぶんな」
「思い上がりは無いよな~w」
「ないなw」
おれと俺にやみが纏わりつく
やみは風と使用感も操作迄似ている
だから俺は風を愛用している
やみを練り上げる何かを圧縮させながら
思い浮かべるものはモヒカン風になびき輝く
「ファイナル ワード」
音も無くお互い背中のやみがつばさのようなスラスターに
「わぁいなる わーど」
キィンと甲高いたてお互い左手にやみを収束し盾を防御兼拘束機構を
「全力全開」
お互い盾を構え相手に向かい飛ぶ最速で真正面に
盾が轟音と共にぶつかり合う
互いにやみに拘束される
「ブレイクゥゥゥ」
互いにミシミシと拘束にひびが
「デッドォォォォ」
右手に焔を己が理想を希望の光を
お互いビキィンと音たて拘束を破壊
「エェェェ」
お互いの相手の顔に右手を焔を開放する
「ンドォォォォオ!!」
爆音と轟音と衝撃が混ざり飛び交う
互いに吹き飛ぶ
思いは一つ
((まだまだか))
「朝です。おきて」
「アオイさんおはよう御座います」
アオイさんは割烹着姿で微笑し
「はい。おはようございます」
そして俺は違和感を感じる
「聞いていいですか」
俺は身体を素早く調べ
アオイさんは美しく喜びを表し答える
「はい」
「俺寝間着に着替えた覚えが無いのです・・・」
「私が脱がせ着せたのでおかしく無いですよ」
「ガウス君からだなかなかでお姉さんどきどきでした」
ガウスは呆然とただ心から溢れる暖かな思いに浸る
「ガウス君のお召し物はそこに」
見ると着ていたものが吊るされている
「朝ごはん勿論たべてくださいね」
アオイさんの微笑がとても眩しく輝かしく愛らしい
「アオイさん嬉しいととても幸せです」
「私もガウス君良い笑顔で幸せ」
幸せな風景で俺は悦楽に浸り
やみの風景でおれは・・・・
おれはぞうしょくする・・・・
みるみるとふうけいからあふれるように・・・・
おれはあくいをつくりだす・・・・
あくいをくらいちょぞうしつくり・・・・
おれがおれはおれもうめきわらいのぞむ
((((((((((あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁ))))))))))
幸せな風景で悦楽を・・・・
やみの風景で悪意を・・・・・
「ガウス君美味しいでしょ」
アオイさんの笑顔が幸せをもたらす
俺は幸せな風景を守れるそんなヒーローになりたいw
お読みいたただきありがとうございます