表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/41

14. 動物

オーラを見るのももう無意識にできるくらい慣れた。

だんだんレベルアップしてきたのか、たまにオーラがキラキラ輝いているのが分かるようになってきた。シェラは規格外にキラキラしてるけど、他にも何人かうっすら輝きオーラを持つ人がいるの。

実はお母様もその一人。

多分、キラキラオーラの人は能力者ってことなんじゃないかと思う。自分の姿を鏡で見ると、少しキラキラが見えた。私の能力は消費が少なそうだし、私はオーラの総量が少ないということかな。


もう少し精度を上げて、この仮説が間違いでないと分かったら、また皆に報告ね。

能力者を一目で見分けられるとなれば、現在取りこぼしている能力者を容易に発見できるわ。私がリトマス試験紙係をやれば良いわけだし経費を多少浮かせられるわね。



ーーーーーーーー



「エマ、ちょっとお庭を散歩してくるわ」


「かしこまりました。お気をつけて」


屋敷内の庭の散歩はもちろん一人で行っても良いんだけど、その奥の森はあまり良い顔をされないのよね。

森も敷地内なんだけど、ちょっと動物が入り込んだりしていても分からないし、完全に管理できてるわけじゃないからって。


この世界はやっぱり魔獣のことがあって、100パーセント管理している動物じゃないとむやみに近寄ってはいけないっていう感覚らしいの。もし暴れている野生動物なんかを見たら、顔面蒼白の事態だもんね。この世界の感覚を日本人の感覚に置き換えると、猫を見かけることはヘビとの遭遇、犬を見かけることはライオンとの対面、くらいのイメージ。

私は、やっぱり日本人の感覚が強くて、猫をみても猫、犬をみても犬、としか思えないのよね。そういうところが変わり者と思われる原因なんだけど。


ただ、ペットや家畜もちゃんといるし、しっかり管理できていれば身近にいても大丈夫みたい。

ペットだった動物や家畜が魔獣化することは、残念ながら数年に一度ペースで起こるらしい。その場合は、兆候が出てから完全に魔獣化するまでに一月は猶予があるから、問題なく対処できていたとのこと。

だったら全部管理しちゃえば一番安全じゃない? と思うんだけど、そのあたりは予算や人手の関係で難しいのかしら。


さて、今日は森の手前まで来てみたわ。

ここまで来ると、小動物がいるのよ。能力無し判定の時に癒やしを求めて会いに来てたリスとか。


「リスさーん、こんにちは。エミリよー」


今日はいるかな?


「キュウ!」


いたいた! あの時の愛くるしいリス!

目が本当に可愛いわ。多分リスの中でもこの子は穏やかな方じゃないかしら。

 

「久しぶりね! あの時はありがとうね。今日はナッツを持ってきたわよ」


「キューン」


「相変わらず可愛いしっぽねー、素敵。触っても良い?」


キュ? と言って、しっぽを差し出してくれるリスさん。

ん? この子、言葉を正確に理解してない? 


「リスさん、私の言葉が分かるの?」


キュン! と返事するリスさん。

おぉ、賢いな。この子、部屋で飼えないかしら。


「ねぇ、もし良ければ、私の部屋に遊びに来てみない? 気に入ったらしばらくいても良いのよ」


キュー! と片手を上げて、私の肩に飛び乗ってきた。

なんて人間らしいリスなの。可愛いけど。


「じゃ、部屋でナッツでもつまみましょ」


リスとお茶なんて、メルヘン。楽しみだわ。

誰かに見つかったらますます変な子扱いされちゃうけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ