我が道を進まずにひとまず休憩
まずはステータスの確認だね。
種族:獣人(妖狐)
Lv:10
HP:10000
MP:2600 [制限Lv8][制限を解除できます]
STR:9600 [+40%]
DEF:9500
INT:2400 [+40%][制限Lv8][制限を解除できます]
MDE:9500
DEX:9700 [+60%]
AGI:9700 [+60%]
残りアビリティポイント:50
スキル
観察Lv3
見極めLv8
残りアビリティポイント:50
うん、うん。能力値にはもう何も突っ込まないよ。制限が解除できる?じゃあ解除。
「うひゃあっ」
制限を解除したとたんお尻のあたりに違和感が増える。よく見なくても大きな尻尾が2本に増えていた。そして能力値が大幅に増えた。
種族:獣人(妖狐)
Lv:10
HP:10000
MP:2600 [+100%][制限Lv7]
STR:9600 [+40%]
DEF:9500
INT:2600 [+40%][+100%][制限Lv7]
MDE:9500
DEX:9700 [+60%]
AGI:9700 [+60%]
MPとINTが2倍…。制限を解除すると尻尾が増える。それもあと7回。あー。なんか察したわ。
次は実績だね。実績のタブを押す。
はじめての戦闘 獲得
はじめての魔物討伐 獲得
はじめての武器パリィ 獲得
マップ「東の森への道」制覇 獲得
はじめての危機 獲得
思ったよりたまってないね。獲得ボタンを押して報酬をもらう。
ポーションを3個入手しました。
ポーションを5個入手しました。
特大剣を入手しました。
上質な長弓と上質な鉄矢100本を入手しました。
上質なポーションを5個入手しました。
おぉ!ポーションは持ってなかったから嬉しいな。あとは剣と、弓?
装備を確認すると沢山ある武器の最後に特大剣と長弓があった。長弓を左手に装備しようとすると、
≪左手武器が破損しています。破棄しますか?≫
と確認の表示が出た。
やはり壊れていたみたいだ。どうせ最初に持っていた武器だ、捨てても大丈夫でしょ。長剣を破棄して長弓を装備する。
「うわぁ。綺麗~。」
上質な長弓は木製で、すらりと綺麗に整った形をしていた。木目も握りのあたりを中心に波紋のように広がっていた。更に、鉄矢も装備する。そして弓道部の友人がやっていたのを真似て、矢を番えて適当に構えて、放つ。ひゅっ、っと高速で飛んでいき木の幹に刺さった。初めて使う武器だけど、思ったより実践で使えそうだ。
次に特大剣を装備する。特大剣はその名に違わなかった。私の身長と同じくらい刃の部分があり、正直ちゃんと振ることができるか心配なくらい大きい。
「これ、武器パリィの報酬だよね。何か意味があるのかな?」
特大剣の詳細を確認する。
特大剣
レア度4
人の手に余るほどの大剣。
[特殊効果]
使用者よりも強い相手からの攻撃に対して、
パリィを格段に取りやすくなる。
おぉ!これはかなり良いのでは?さっき戦った骸骨とか猪みたいな、普通のパリィじゃ歯が立たないやつとかいるし。
結局猪は助走で得たエネルギーを使って、足りない力を補ってどうにかパリィできたくらいだからなー。
ゲームだけど案外現実と変わらないのかな?
「さて、休憩終わり!」
立ち上がって周りを見渡すと、ここに来た道と先に行く道の2択。
「先に進むしかないよねっ。」
更に森の奥へと進んでいくが、すこし進むと看板が立っていた。
≪東の森・奥地≫
うわぁ。とってもボスっぽい前ふり。これは覚悟しなきゃだね。