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プロローグですっ

「先輩、先輩は好きなひととかっているんですか…」


「ごめん聞こえない。なにか?」


「えっと、だから先…」


「ハハ、ハハハハ…練習しようね…」


昼過ぎの部活の練習、女の子なら誰でもしそうな話をしてみようと先輩に話を振ってみた所、そういえば先輩は女子より男子に近い存在だったことに気づかず一瞬で私の『女の子らしい会話』は壊された。私の先輩は、都合が悪くなると人を殴る癖がある。という事はつまり…


「いるんですね!?先輩!!」


今度は殴られることなく最後までいうことができた。…あれ?先輩?


「むぅ…」


先輩は俯いて唇をわなわなと震わせている。我ら先輩の恋応援委員会(1人)はその意味を悟り、早速先輩の恋の応


「帰るぞ、私は何とも無い」


「え、あ!はい!」


いつも以上に冷たい目で、先輩は火照った頬を隠しつつすたすたと歩いて行ってしまった。


「ってえぇ!?私を置いてっちゃうんですかぁ!?」


我ら先輩の恋応援委員会の最初の活動は、意外と分かりやすく始まったのだった。

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