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アホで不憫な彼は異世界で彼女を作る為に奔走する  作者: 名無しの権兵衛
第三章

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VS三国王 ②

 まずは、ニルナさんから倒す!!



 そう決めた俺は一気にニルナさんへと駆けて行く。ゼオンさんが止めようとするが閃光弾を投げ付け動きを封じる。



 ニルナさんに近付くもののリュードさんが魔法を放ってくる。相変わらず厄介な人だ。俺はリュードさんへと魔法を放ち、リュードさんへと方向転換して一気に詰め寄る。



 リュードさんは俺が詰め寄ったことによって剣を取り出してくるが、俺は鳩尾に拳を叩き込みリュードさんを少し動けなくした。



「なっ! 二人を止めた!?」


「他人を心配してる余裕は無いぞ!!」



 ニルナさんが驚いている間に背後へと回り込み、掌底を打ち込む。



「がっ!」



 掌底を打ち込まれたニルナさんは数メートル吹き飛んだ。あれだけで倒れてくれたらいいんだがそう甘くは無いだろう。



 ニルナさんが咳払いをしながら立ち上がる。やはり、倒れてはくれなかったか。ニルナさんは立ち上がると、こちらに魔法を撃ってくる。



「茨の剣!!」



 剣の形をした茨が俺に向かって飛んでくる。



「ふん!!」



 俺は剣を取り出して飛んできた茨の剣を全て叩き落とす。そのままニルナさんへと駆けて行き剣を振り下ろそうとしたが、リュードさんに剣を受け止められる。



 マジか!!


 回復早いな!!



「先程はやられてしまったが、今度はそうはいかんぞ!」



 俺の剣はリュードさんにより弾き飛ばされてしまう。リュードさんは武器が無くなった俺に斬りかかってくるが、バックステップで避ける。



 バックステップで避けた先にはゼオンさんが剣を構えていた。



 やばい!!


 躱せない!!



 なんとか身体を捻り躱そうと試みたが、躱す事は出来ずに斬られてしまう。



「ぐっ……」



 思ったより傷が深いな……



 好機と見た三人が一気に襲いかかってくる。ニルナさんは魔法を放ち、リュードさんとゼオンさんは剣で斬りかかってくる。



 そう簡単にはやられないんだよ!!



「くたばれい!!」


「はあっ!!」


「樹龍界雷!!」



 何それ!!!



 ゼオンさんとリュードさんはニルナさんが放った魔法、木の形をした龍に飛び乗り俺へと突っ込んでくる。



 こっちも全力全開じゃあああああああ!!!



「ケラウノス!!!」



 こいつでどうだああああああ!!!!



 全力でケラウノスをぶつける。激しい爆発と共に辺り一帯が吹き飛んでしまった。



「ぬう……」


「まだ力を隠していたか……」


「大した人です」



 三人とも無傷でこちらを睨みつけている。もちろん、俺も無傷なのだが正直言うとやばい。



 チルさん、ガストンさん、ゼオンさんによって傷付けられたおかげで血を流し過ぎた。このままだと、俺の意識が無くなって終わりだ。



 あっ!!


 よく考えたらアレがあるわ!!


 なんで気づかなかったんだろ!!


 いやー焦ると視野が狭まる癖を治さないとな!!



「エクスカリバー! 儚き我が神幻郷!」



 俺はエクスカリバーと魔法の鞘を背中に身に付ける。すると、全ての傷が治って行く。



 チートありがとうございます!!


 ん??


 なんかゼオンさんがガン見して来るんだけど??



「その剣は……まさか……」



 えっ?


 なに?


 エクスカリバーがどうしたの?


 待てよ?


 確か……あっあああああ!!!



 そう言えば俺がキアラさんと手合わせした時にゼオンさんに見せたことのある武器だった。つまり、正体がバレたということになる。



 やばい!!


 どうしよ!!



「まさかショウ君をも殺したのか!!!」



 はっ??


 成る程!



 ゼオンさんは俺が殺されて剣が奪われたと勘違いをしている。それなら、いくらでもやりようがある。なので、嘘を吐く事にした。



「ああ。そうだ。中々の剣だったのでな。丁度良いと思い奪ってやったわ」


「貴様、娘だけではなく彼までも!!」


「ふっ……俺が憎いか? ならば、殺して見せろ」



 あ、あれれ?


 なんかゼオンさんおかしくね?


 まさかのアレってさ、獣化じゃね??


 だって白獅子だよ?


 やばたん……!!!



「ガアアオオオオオオオオオオオオ!!!」



 ゼオンさんは白いライオンになると同時に空へと咆哮を上げる。そして、こちらを見たと思ったら一瞬で俺の元へと移動していた。



 嘘っ!!


 速い!!!!



 爪が振り下ろされる。咄嗟にエクスカリバーで受け止めるが、あまりの威力に片膝をついてしまう。



「うぐっ!」



 重いっ!!!



 ガストンさんの一撃と同等か、いや、それ以上の威力だ。



 もう片方の爪で俺を殺そうとしてくるが俺はエクスカリバーで爪を弾き、間一髪の所で爪を躱すことに成功する。



「ゼオンめ、本気になりおったか……ならば、私も全力を出さねばな」


「リュード、貴方もですか。はあ……なら、私も出さねばなりませんね」



 なんか二人がブツブツ言ってるがゼオンさんの猛攻によって何も聞こえない。だけど、一つ分かるのは非情に危険だということ。



「グルアアアアアアアアア!!!」


「はああああ!!!」



 エクスカリバーでなんとか爪を弾き返す。弾き返した腕が痺れている。異常なまでの強化に心の中で悪態を吐く。



 くそっ!!!


 こんな動きをするライオンなんて格ゲーにもいねえぞ!!


 なんでこんなに強いんだよ!!


 半端ねえよ!!



「せいやぁあ!!」



 うおお!!??



 リュードさんが斬りかかってきた。咄嗟に避ける事には成功したが、先程よりも早くなっている事に気が付く。しかも、なんか身体が光っている。



「リュード、魔力化をしたのか!」


「貴様が獣化をするからな。私も全力を出したまでだ」



 嘘やろ……


 魔力化のスキル持ってたのかよ…


 ちょっと、どころか本気でマズイな。

改訂済み

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