魔法とスキルについて
国王との対談が終わってもう一ヶ月が過ぎていた。国王に言われた通り、戦闘訓練と魔法についての勉強とこの世界についての知識を付けていた。魔法については大雑把に言うと初級、中級、最上級、古代、禁忌、神級とある。そして、属性がありこれは火、水、風、雷、土、闇、光と七つある。これ以外にも特殊属性が存在するしい。
そして、スキルについてだが大きく言うと三つある。一つは常時発動型、これはそのまんまで常に発動してある。と言っても意識がある内だけだが。
二つ目は自動型だ。自動型は条件などを満たせば勝手に発動される。まぁ瀕死になったりとかそういう条件だ。
最後に任意型、これは他の二つと違って自分の意思で発動させる物だ。魔力を消費する物もあったり魔力を消費しない物などもある。
まぁざっとこんな感じかな。
地理とか世界史はいいか……
残念ながら我等が担任である鉄人は特殊なスキルを持っていたためここにはいない。
「それでは明日から、ダンジョンを使っての実践訓練に入る! 何か質問はあるか? 特に無いのなら今日は以上で終わる」
そう言うって騎士団長は帰って行った。てか、明日からダンジョンで実践とか、今まで座学と生徒同士の模擬戦しかしてないのにいきなりかよ。
「おい?明日ようやく魔物と戦うんだろ?」
「やべえな!興奮してきたぜ!」
「バカなこと言ってんじゃないわよ! 実践よ?? 模擬戦とは比べものにならないに決まってるじゃない!」
「へへっ訓練の成果を見せてやるぜ?」
「でも魔物ってどんなんだろうなぁ?」
いろいろ言ってるけど本当に大丈夫か??
「いよいよか…」
「大輝、別に恐れる必要はない。訓練通りの動きをすれば大丈夫だ!それにいざとなれば私達もいるからな!」
「そうだよ!大くん!怪我したら私のスキルですぐに治してあげるよ!」
「きっと大丈夫ですよ!私達が力を合わせればどんな敵が来たって勝てますよ大輝さん!」
「そうだよな…この四人でならなんとかなるよな!!」
なんかリア充グループも盛り上がってるし。
まあどうでもいいや……
俺も自分の命だけは守ろう。
「おい!役立たず!お前明日どうすんだよ?スキルも無いし、魔法はまともに使えない。お前どうすんだよ?」
「な、なんとかするよ……」
「なんとかって、能無しが出来るわけねぇだろうが!」
「身の程を知れ、ゴミが!!」
やっぱりイジメられてんのか。まぁ魔法も使えない、スキルは無いでダメダメだからな。
助けてやりたいが標的が俺になりそうで怖いから無視が一番だな。
「お前らぁー! 聞いたぞ!? 明日ダンジョンに行くそうだな!!」
「おっ?鉄人!」
「先生!!」
タイミング良く鉄人が入って来たな。あのイジメてる奴らもすました顔でどっか行きやがった。にしても、鉄人にも情報が回ってんだな。
「お前ら少し戦えるようになったからと言って自惚れるんじゃないぞ!! 最悪命を落としてしまうかもしれないんだからな!油断するんじゃいぞ!」
「わかってるってえー」
「はい!」
「そ、そうだよな…もしかしたら明日死んでしまうかもしれないんだな…」
そうだ……
明日はダンジョンなのだ。相手は魔物、俺達に情け無用で殺しにかかって来る敵だ。油断してたら殺されるな。
「明日に備えてお前達は休んでおけ! 体調管理も大事だからな!」
鉄人に言われてその日は解散となった。俺達は城の中にある宿舎で生活をしている。メイドもいるからビックリしたな。まぁそんなことはどうでもいい、いよいよ明日だ。
そうだ、今の内にステータス見ておくか。
◆◆◆◆
山本 翔 男 17歳[称号]異世界人
Level 5
体力:180
魔力:250
知力:115
筋力:130
俊敏:105
器用:120
耐久力:350
運:250
【スキル】
《武神》常時発動。ありとあらゆる武具武術において神の領域に達する。ステータス補正、筋力、俊敏、器用、耐久力。物理的攻撃力八割上昇、物理的ダメージ八割減少。
《武具創造》己の知識にある武具を魔力を消費して創造可能。武器、防具、道具は性能により魔力消費量は異なる。
《異空間収納》別の空間に物を収納できる
《魔力化》魔法を体に固定させる事で魔力体になり、属性と同じ性質に変化する
《気配感知》常時発動
◆◆◆◆
ふむ、レベルは5になってるか……
それに若干ステータスも上がってる。訓練の成果は出てるみたいだな。
さてと、ステータスも確認したし、寝るかな!
◆◇◆◇
次の日、俺達は城門前に集合させられた。鉄人とそれに兵士が5人、団長とお姫様がいる。なんか、出発前に話があるみたいだな。
「これから、姫様からお話しがある。皆静かに聞くように!」
「皆さん、今日はダンジョンに行くに当たって一つだけ私と約束してください。必ず……必ず全員で帰って来て下さい!!」
『はい!!!』
「私からは以上です。それでは先生、どうぞ」
「あー、私が言いたい事はもうお姫様に言われてしまった。私も一緒に行きたいが一緒に行けなくてすまない。だから絶対に誰1人欠けることなく帰ってくるんだ!! 私からは以上だ」
「わかってるよ鉄人!」
「当たり前じゃないですか! 先生!」
「必ず帰ってくるよ!」
「先生もしっかりな」
「先生、姫様、ありがとうございました。では、出発するぞ!!開門せよ!!!」
いよいよダンジョンに向かう時が来た……
はぁ……
今更だけど逃げていいかな??
ダメだよなぁ……
帰りてぇなぁ。
改訂しました