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アホで不憫な彼は異世界で彼女を作る為に奔走する  作者: 名無しの権兵衛
第二章

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宿屋に帰還

「ただいまーっす」


「くたばれえっ! 小僧おおおお!!」


「ひえええええええええええ!!」



 宿屋に帰るといきなり熱烈な歓迎を受ける。襲い掛かってくるルドガーさんから逃げながら、今日のことを思い出す。



 俺はアルカディアから、帰って来てギルドにリズ達と共に依頼達成の旨を報告に行ったら、セラさんに会った瞬間抱き締められたのだ。



 マジ柔らかかった!!


 いい匂いもしてもう最高です!



 だけど、案の定リズに電撃を食らわされた。何故、抱き締められたかと言うと俺達が帰ってくるのが遅かった為、死亡したと思われていたらしい。



 セラさんリズ達見て泣いていたからなぁー



 俺に涙は流してないだろう。ただ宿とギルドでお世話になってるだけの関係だしなと自嘲する。それにセラさん達は学生時代からの友達だから余計だろう。



 俺のことを抱き締めてくれたのは嬉しかったが俺の目線の先にはルドガーさんがこっちをガン見して直立不動していたからとても恐ろしかった。



 あの時襲って来なかったのはリズ達がいたから手が出せなかったらしい。その為宿で待ち伏せしていて今に至る。



「ショウくん!! おかえりなさい!」


「グハアッ!」


「セリカさん、ただいまっす!」



 すると俺は抱き締められた。セリカさんも抱き締めてくれた時やばかったがこいつはさらにやばい。何がやばいってそれは言えないけど、とにかく母性の象徴が凄い。



 もはや兵器だねこれは!!



「ショウ兄、帰って来たの!?」


「おっ? マルコ元気だったか?」


「うん! おかえりショウ兄!!」


「おう!」



 マルコが俺の声に気づいて出て来て俺を出迎えてくれた。そしてマリーさんも出てきた。



「ショウが帰って来たの!?」


「お久しぶりっす! マリーさん!」


「ショウ!!」



 うひょっ!!


 また抱き締められたぜぇ!


 むっ!!


 やはりまだセリカさんには及ばないかだがそれでもいい!!



「くっ……貴様……」


「ルドガー!!」


「うっ……ふん!! 貴様は私の手で殺さねばならんからな!! そう簡単にくたばってもらっては困る!!」


「もう素直じゃ無いんだから」



 ルドガーさんのデレが見れるとは……


 ぶっちゃけキモいな!!


 やっぱおっさんのデレはいらねえな!


 無論、俺は女のリアルなツンデレもお断りだ!


 照れ隠しと言ってあんな風に言われたり殴られたりするなんて嫌だ!!


 てか、あいつら頭おかしいだろ!?


 まあいいや……


 とにかく帰って来た……



 久しぶりに食べるセリカさんの料理は美味い。あれから俺はルドガーさん一家に今回の依頼で起こったことを全て話した。



 セラさんやセリカさん、マリーさんは驚いていたがルドガーさんだけが難しい顔をして何か考えことをしていた。



 マルコは、話がよくわからなかったみたいだがとにかく何故か俺がすごいという結論に至っていた。



 やっぱり落ち着くなぁ~


 明日からまた依頼でもやるかねぇ!


 さあ明日に備えて寝よう!!

改訂済

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