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アホで不憫な彼は異世界で彼女を作る為に奔走する  作者: 名無しの権兵衛
第六章 新たなる大陸、そしてぼっち旅

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久々の依頼

早速、依頼を受けようとした時に、まずステータスカードの発行が必要な事を思い出し再度おっさんの所に行く。おっさんにステータスカードの発行を頼むとお金が必要ならしい。当然の事なのだが俺は一文無しだ。その事を伝えるとおっさんは後払いも出来ることを説明してくれたので後払いにしてもらった。ステータスカードの発行は意外と早く終わった。カードを受け取り自分の魔力を流すだけの簡単な作業だったので良かった良かった。ちなみにこれが俺の現在ステータスらしい。



 ♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢

 名前 山本 翔

 年齢 19歳

 性別 男性

 種族 人間

 称号 異世界人・招かれし勇者・英雄

 ランク A


 ・ステータス

 Level 1875

 体力:1500万

 魔力:2000万

 知力:1050万

 筋力:1100万

 俊敏:950万

 器用:1150万

 耐久力:1800万

 運:250


 ・スキル

 《武神》

 《武具創造》

 《気配感知》

 《魔力化》

 《異空間収納》

 ♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢


 大分レベルアップしてるな。


 まあ、気にしないでおこう!


 どうせ、見せるのは簡易ステータスだけだし!


 てか、称号の欄がめっちゃ大層な事になっとる!


 どうにかしてこの項目を消したぃいいい!!


 バレたら面倒やぁあああ!



「あ、あの、見せたくない項目とか消えないんですかね??」


「念じれば勝手に消えますよ。ちなみにですが犯罪歴などがありましたら表示されます。これは念じても消えないのでご注意下さい」


「わかりました」


 良かったぁああ!!


 消えたよぉおおお!!


 犯罪歴無くて良かった……。



 ステータスカードを提示して依頼を受けに行く。とりあえず報酬の高い依頼を受ける。何せ一文無しの上にツケがあるからである。



 どれがいいのかなぁ?


 ふむふむ……魔物の討伐系が高いよな。


 1番高いのはー?


 おっ!?


 これだ!



「すいません、これにします」


「はい、こちらのトロール、三頭の討伐ですね。承りました。お気を付けて行ってください」



 近隣の森にトロールが出現したらしい。トロールはその巨体に似合わないほど俊敏な動きが出来る。さらに嗅覚に優れている為一般人が逃げ切る事は不可能。出くわしたら死を意味する魔物だ。一頭でBランクの魔物、三頭な為Aランクに上がっている。まあ、俺はAランク冒険者だから受けれましたけどね!



 早速その森に向かおうとしたのだが問題が発生した。カーラをどうするかという事だ。置いていった方が安全なのだがカーラの性格上、確実にトラブルが発生する。かと言って連れて行けば危険に晒す事になる。第二皇女を怪我させたとあれば俺は監獄行き間違い無しだ。



 ううむ、困ったものだ。



「どうしたの? 行かないの?」


「いや、行くけど……付いてくる気?」


「当たり前じゃない! 私一度魔物を討伐する所が見たかったの! それにショウは強いから私を守りながら戦うのなんて余裕でしょ?」


「確かに余裕と言えば余裕だけど流石に皇女を危険な所に連れて行くのはちょっと」


「ちょっとって何よ? 別に私はここで自分の身分を大声で明らかにして叫んでもいいのよ?」


「さあ、冒険に行こうぜ、カーラ!」


「最初からそう言えばいいのよ。行こっクロちゃん」


「んにゃあ! 抱っこするな! 俺様は自分で歩く!」


「もう、そんな事言わないの! クロちゃん可愛いんだから抱っこしたいもの」


「離せぇええええ」


「……さあ、行こうか」



 街を出て森へと向かう。馬を借りようと思ったのだがカーラがバイクに乗りたいとごねたのでバイクで森へと向かっている。カーラは相変わらずクロを抱き締めて流れ行く景色を楽しんでいる。森へと着くとバイクを止めて歩きでトロールを捜索する。カーラがバイクに乗ったままで良いとごねて来たが警戒される恐れもあるので歩気にした事を伝えたら納得してくれた。



「それにしても陰気臭いわね〜。ねぇ、クロちゃんもそう思わない?」


「まあな。それといい加減離せよ。お前と一緒だと死んじまいそうだ」


「あっ、酷ーい! でも、大丈夫よ、こっちにはショウがいるんだから。クロちゃんは大人しく私に抱っこされてれば安全よ」


「むしろ、不安で震えてくるわ」


「…………俺空気」


「何か言った?」


「放っとけ。今のあいつは自虐モードに入ってるから、下手に触れない方が身の為だ」


「クロちゃんがそう言うならそうするわ」



 胃が痛いお………。


 締め付けられるように胸も痛いお。


 どうしてなんだろうね。



 悲観に思っていたら何かが近づいて来る気配を感じる。グングニールを取り出しカーラを守る様に構える。何かが飛び出して来る、トロールだ。トロールはこちらに向かって手に持っている棍棒を振り下ろそうと振り上げるが先にグングニールで心臓をひと突きして殺す。トロールは棍棒を振り上げたまま後ろに倒れる。死んだのを確認して証拠の髪の毛を切り取る。



「後、二頭か」


「凄い………全然見えなかった」


「ふふん」


「なんでお前が胸を張るんだよ……っと、もう二頭が来るみたいだな」



 その言葉の数秒後にトロールが現れる。片方は俺を殺そうと、もう片方はカーラとクロを狙っている。二頭同時に俺だったら手間が省けたが仕方ない。瞬時に黒蓮と白夜の2丁拳銃を取り出し二頭のトロールの頭を撃ち抜く。



「ふん、もうお話にならないな」


「………凄い、すっご〜い!! ねぇねぇ、今の何!? 今何したの? 速くて全然見えなかったんだけど!?」


「ふふん、今のは俺様の技だ」


「えっー!? 本当? クロちゃんすっご〜い!」


「ハッハッハ。もっと俺様を褒めていいんだぜ」


「凄い凄い! クロちゃん素敵〜!」


「はっーハッハッハッハッハッハ」


「…………こいつら置いて帰ろうか」



 ともあれ依頼を達成したので森から撤収する事になった。

登場人物紹介を増やしていこうと思います。

活動報告にて行います!


では次回ー!

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