新たな予定
師匠と宿の一階に設置されている食事カウンターにつくと、師匠は銀貨2枚、銅貨2枚をカウンターの横に置くと
「おやじー!エールと晩飯俺とこいつの分な」
宿屋の主人にそう伝えた。
おやじさんは、こちらを見ると少し不思議そうな顔をしていたけどそのまま奥の厨房に消えていった
「ねぇ、師匠。それ(銀貨と銅貨)って何?」
「おめぇ、金も分かんねぇのか?はぁ、面ドくせぇな。いいか?金っていうのは・・・・」
えぇー、師匠の話をまとめるとですねこうなりました。
お金には、銅貨、銀貨、金貨があるんだって。
銅貨五十枚で銀貨1枚、銀貨百枚で金貨一枚だそうだ
そうしているうちに、ご飯が運ばれてきた
「おまちどうさん。質素なもので悪いね」
そういうと食事をぼくと師匠の前においた
師匠は
「ま、ここいらではこんなもんだろ。気にすんな」
そういうと、エールという飲み物をあおると食事を食べ始めた
因みに、メニューは野菜のスープ、野菜炒め、野菜パン、野菜ジュースだ。
見事に野菜ばかり。お肉やお魚が全く入っていない
「ここらは、海がなくて魚が釣れねぇんだよ。肉は値段が高いしな。ほら、早く食え」
へぇ~そうなんだ。
お味?うん、薄くて身体に健康だよ!!
「おい、猫ガキ。明日から魔法の基礎や基本叩きこむから覚悟しとけ」
「はい!!師匠!!」
ぼくね、意外と魔法とか憧れていたんだ~
だって魔法だよ!?
猫だったぼくなんてなおさらね
「おい、猫ガキ。あと魔法を覚えながら明日ここを出るぞ。分かったな?」
「え?どこに行くんですか?」
「ノミア王国って国だ」
「師匠なんでまた・・・・」
ノミア王国?あの豚のいる所じゃないといいけど
「あ?俺の知り合いがそこで冒険者ギルドのギルマスやってんだ。それで、俺に相談したい事が山ほどあるんだとよ。っとに面ドくせぇな・・・そうだ、お前もいい機会だからそこで冒険者登録しちまえよ」
「え・・・でも師匠。いいんですか?ぼくなんかが」
「一匹足手まといがつくだけだ。気にするな。そーいえば、おめぇ歳いくつだ?」
「へ?歳??えーと・・・歳、とし、tosi?分かりません・・・・。」
「だと思ったぜ。ホント面ドくせぇ。じゃあ、今日からお前は六才だ」
そんな事話しているうちにご飯を食べ終わっていた
「おい猫ガキ。今日の晩飯代は俺のおごりだ。その代わりそれに見合った働きをしてもらうからな」
「はい!!でも、お金はいつかちゃんと払いますよ!」
師匠はフッと笑うと先に部屋に戻ってしまった
そうだ。まだちゃんと言ってなかった
「師匠!!これから宜しくお願いします!!!」
「せいぜいこき使ってやるよ」
分かった事がある。
師匠は照れると悪口をいってそれを隠そうとするってこと
師匠は、実は優しいってこと
これからずっといっぱい、いっぱい師匠のいいとこ見つかるといいな~
まずは修行して師匠に追い付いてから、豚の復讐・・・
待ってろよ、豚。お前の悪事全て暴いてやるからな!!
最近リューク君本来の目的を忘れそうになっていたから目的&目標を入れてみました。
ここまで読んでいただきありがとうございました!!