おなか減った・・・その前に・・・
リューク、行きます!!
あの後、ぼくのお腹が鳴ったのを師匠がやっと思い出したのかご飯食べに行くって言い出した。
師匠が、『俺の弟子になったんだ。俺の事師匠ってこれから呼べ。いいな?』って言ってた。もう、おじさんって呼ばれたくないんだね!!あはは・・・ひぃ!?
で、話戻るんだけどね、ぼくって猫から人間の姿になったわけじゃん?今って毛皮がないわけじゃん?つまり、それって・・・
「クシュン」
な、わけじゃん。空気読んで分かるよね?
「あぁ?おめぇ、さみぃのか?あぁそっかぁ。あめぇ裸だったなぁ」
うニャァァァーーーーーー!!!空気読まない人ここにいた!?っていうか、忘れてたの!?
「っとに、面ドォな奴だなぁ・・・ほらよ。それでも着とけ。もういらねーから」
そういうと、亜空間??から魔術師が着るようなローブで白い生地に背中に青いマークのようなものが描かれたものを出した
「うわぁ、カッコイイ!!もらっていいの!?なんかすごくいい生地っぽいけど」
「あぁ、それもらいもんだかんな。それに、俺には合わねぇから」
あ、確かに!今師匠は黒いローブを着ている。その方が断然に似合っている。っていうかかっこいい!!
ついでだから、師匠のスタイルを教えるね!!
師匠は、ブラックレッドの艶のあるストレートの髪を右耳の下で縛っていて、だいたい腰くらいの長さはある。目の色は金色で鋭さのある目だ。
身長はぼくがジャンプしても絶対届かない自信があるほど高い。だいたい185㎝位だろうか??結構高い。年は20代中ごろだと思う。
服装は黒いローブとその下に黒いスーツ(なんだろ、今まで見た事のない形。でも一番かっこいいかも)に赤と金の控え目の刺繍が施されている。ズボンもスーツみたいなのと同じ生地で作られていて刺繍はなかった。ブーツも黒で銀の飾りが所々付いている。長さはひざ下。
文字にすると師匠すっごく黒ばかりだね~。でもいい感じに着崩されているし、なかなかセンスがいいんだよ~。黒ばかりなのに地味じゃないし。髪と目が服と合っている。なんていうんだろ・・・大人の色気??みたいなのが漂ってるんだ~
「そういえば師匠。師匠は杖とか持たないんですか??」
「あ?必要ねぇんだよ。すべて無詠唱で発動するからな」
し、師匠あなた何者ですか!?
無詠唱・・・しかも全てですか!?確か、アリスさんが雑談で魔術師様は杖と本に書いてある魔法陣を使って魔法を発動させるって言ってたと思うけど・・・
「ってか、さっさとそれ着ろ。置いてくぞ」
師匠はぼくにくれたローブを指差すとさっさと部屋から出て行ってしまった
「うわ!!ひどい!!待って下さいよ!!!ししょーーー!!!」
ローブを急いで着て師匠を追いかけて部屋を出た
こうして、師匠との生活が始まった
「ほら、行くぞ」
なんやかんやで優しい師匠との生活は面白そうだとリュークは心の中でほほ笑んだ。
ご飯・・・
作者も思いがけぬエザートの優しさ
なのに、いつもエザートの名前を忘れてしまう作者・・・・・ひぃ!?
ここまで読んでいただきありがとうございました!!