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華麗なる猫の復讐  作者: 猫又コロン
師匠!ぼくはあなたについていきます
12/16

お料理しましょ?

ライシの実一つ、お魚一匹、追加でヒョウタンの中に入っていたお酢(準備しているときに見つけた木に生っていた)お水をまず準備します!

お次に、師匠から借りたお鍋、蓋、シャモジ、木の葉で作った団扇を用意します。


そしたら。お鍋に、お米を入れて水でとぎます。それを2~3回繰り返したら、お米の1.2倍の量のお水を入れます。そしたら蓋を置いて、お水が沸騰するまで火の火力を弱く調節します(と言っても、焚き木なのであまり調節も出来ませんがね~)。


よし、ひと休憩。

あぁ、何作ろう。ここまで準備しておいて何にも考えていないんですよ~ぼく。ここまでやったのは勘だしな~。だいたいこの自然の恵みが豊富すぎる材料でなにを作ればいいんだ!?

チラッと師匠を見れば、飯はやらんぞっていう風に見返された。

ふ、フンだっ。し、師匠のお肉なんてゼッンゼン欲しくなんてないんだから!このよだれは、幻ですぅ~!!

って、フギャア!水が沸騰してふきこぼれてる!?

で、でもな~今触ったら熱そうだしな~。蓋とる?いやいや、ぼく熱いの苦手だから見て見ぬふり~(汗)。い、一応、火を弱くするかな・・・・・(泣)

あははは。今日の晩御飯無し決定だね。Ahahahhahahはぁ~。


って、あれ!?なんか良いにおいがする!なんか、食欲をそそる良いにおい。え・・・・もしかして成功してる!?

ちょっと火からずらしてみよう。あ、でも熱いの嫌だから少し時間が経ってから開けようかな・・・・。よしそうしよう!たとえこの良い匂いに屈してお腹が鳴り、ヨダレが垂れていようとだ!!ぼくの意志は固いのだ!ふはははは!し、師匠、可愛そうな子を見る目でこっちを見ないで・・・!

あ、そんな事している間に少し冷めたかも。

急いで蓋を取ってみると、白い湯気がふわっとたち込めながら、白いふっくらとしたお米が鍋から覗いていた。


「ふぁ~!!で、できたよ!師匠!!何かわかんないけどすごい美味しそうな奴が出来た!!」


師匠を振り返ると驚いた顔でこっちを凝視していた。

ふははははは!ぼくはやればできる子なんですよ~師匠。なにもそんな驚かなくたって良いじゃないですか。


お米熱そうだな・・・。あぁ~混ぜちゃえば良いんだ!え~とシャモジとかいうやつでお米を上下ほぐす感じで混ぜればいいかな?何か、その方がもっとふっくらしそうだしね。

ちょっとお味見・・・・・・ふぉ~~!何かモチモチしていて噛めば噛むほど甘い!!何これ!?美味しい!アリスさんが居る時はお米なんて食べたことなかったから、これ新鮮だよ!リュークくんナイス発見!


あ、でもそうすると、お酢とお魚が余っちゃう。他のものはデザートとして。キノコ、胡椒はまだ保存しておけば大丈夫としてお魚は生ものだし、お酢は液体だし・・・・。だからと言って捨てたくはないんだよな・・・・。

よし!決めた!!お酢はご飯に混ぜて、お魚はお刺身にしちゃおう!


あ・・・何かうまくお魚さばけた。お次は、ご飯にお酢をかけまして~シャモジで絡ませるように混ぜながら団扇で冷ましたら、出来上がり!!

お味は~・・・・・な、何これ!?さっきの甘さとは別の甘さで、お酢とお米が良くマッチしている!

でも、お刺身だけ、酢飯だけって何か寂しいよね・・・・。そしたら酢飯の上にお刺身乗っけちゃおう!


おぉ~見た目も良くなった。問題は味だよね・・・・。でも、その前に・・・


「師匠!!そのタレ下さい!!」

「ん?お前それにかけるつもりか?ゼってぇ合わねぇからやめとけや」


ぼくが、師匠におねだりしたのは、師匠がお肉にかけていたタレだ。


「師匠!お願い!!どうしても欲しいの!」


ししょ~!ください、ぼくにそれください!


「ンッとによ、面ドくせぇガキだな・・・。わかったよ。勝手に使いな」


ぼくが少し泣きそうな顔でおねだりしたらお許しが出たよ!!ひゃっほー!


「師匠!ありがとう!これでぼくのお料理が完成するよ!!」


師匠からこれまたお酢の入っていたヒョウタンとは、色の違うヒョウタンを受け取ると、酢飯の上に乗ったお刺身にタレをかけた。

タレはお刺身の上にきらきらと輝くように滑りおちていった。


(や、ヤバイ・・・なに?この食欲をそそる輝き・・・・)


既にぼくの口からは、意識しなくても分かるくらいヨダレが出ている。

師匠もこっちを茫然と見ていた。師匠は、はっとした表情になるといつもの顔に戻り、真剣な顔でぼくにこう言った。


「おい、猫ガキ。それを俺によこせ・・・・」


師匠!?真剣になるとこ違いますから!それに・・・・


「い、嫌ですよ!!第一、師匠自分のお肉食べたでしょう!?ぼくが頑張って取って、作ったものを、仮にも弟子のぼくから横取りするんですか!?」


「残念だったな?師匠の言う事は絶対だ。さあ、それを渡せ」


「ィーーやーーーーァあぁああ!!!!」


こうしてリューク君は無事お料理を完成させる事が出来ましたとさ。チャンチャン。


(イヤぁ~~~終わらせないで~~!!せめて師匠どうにかしてよ!!!)

(ゴチャゴチャ言ってねぇでそれ渡せや!!)


は、初めて2000文字超えた!!

あぁ、わたしはテスト期間に何をやっているんだ・・・・。

そうそう、リューク君の作った料理は予想出来るかもですが、海鮮丼です!(魚一種類の・・・)いきなり、高レベルなものを作ってしまいましたが、これからの話を進めていけば、多分その理由が分かると思います!ぜひ、その時を楽しみに待っていて下さい!

そして、ここまでお読みいただきありがとうございました!

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