プロローグ!
「急いでよー!!」
テレビからの声。実は、今友達とインターネット通信でゲームをしてる途中。RPGをやってるんだけど、「武器」を選ぶのにてこずっちゃって。
「今決めてる!ちょっと待って」
今は、5人と対戦中。
「よっし!オッケーだよ」
私は、近くに転がっていたマイクに叫ぶ。
「じゃ、レッツゴ―!!」
テレビから4人の声が同時に出てくる。思わず鼓膜が破れるかと心配した。
「はーっ、終わった―!」
およそ1時間半、私たちはこのRPGに全集中力を継ぎ足した!よって、超疲れた。私は、ソファに寝転んだ。行儀悪いな私。
「天江結構大活躍だったね」
「光こそ大活躍だよ」
「そう?」
ソファに寝転がりながら、マイクを片手に言う。変なポーズだね。
「そうそう。光のあの操作は神業だ」
この男の子は同級生の拓納。女の子みたいな名前だけど男の子だよ。自分でも、この名前は気にしているらしい。
「俺も活躍したよな!」
ひときわ声がでかいのは、同級生の冬樹。いっつも声でかいから、音量下げてもらいたいんだよね。
「あんたは、斧でただたたいていただけでしょ」
ちょっと辛口なのは、同級生の波期。幼馴染なんだ!っていうかこののゲームに、参加しているのは全員同級生。
「でも、よくあの怪獣やっつけられたよねー」
私はまだソファに寝転んでいた。ちょっと寝返りしようかな。
「確かにね―」
光の声。うれしそうだった。
「そろそろ終わらない?もう7時だし」
拓納の声だ。
「そうしよっか」
私、江角天江は時計を見て言った。
その時だ。
急に、テレビから一本の黄色の線が出た。
それは私の体の線をなぞって、
私の体は、
テレビに映し出された。
「えっ!何これ!?」
そして私は
「この世界」から姿を消したのだった
初の投稿です。
読んでくださった皆様に感謝!!
これからもよろしくお願いします!