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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

エッセイ

昔の事件簿1

作者: 入江 涼子

 今回はちょっと殺人事件について書いてみます。


 昭和五十年代に第二の酒鬼薔薇事件がありました。確か、犯人は小学六年生の男子児童だったとの事ですが。

 彼は最初に「A君が日本刀を持った男に襲われた!」と担任の先生や他の先生方に訴えました。ちなみに男子児童も腕を負傷しています。保健室にて彼は言ったのですが。驚いた先生方が慌てて男子児童の案内で現場に駆けつけてみると。

 そこには血溜まりがあり一人の小柄な同級生の男子児童が倒れていたのです。男子児童もとい、A君は首や二の腕辺りを深く斬りつけられていました。これには先生方も絶句します。近くで確認したら既にA君は亡くなっていました。先生方は警察と救急車をとりあえずは呼び、学校の周囲に日本刀を持った不審者がいないか探したのですが。


 ……奇妙な事にそんな不審者はいなかったのです。どこを探しても見つかりません。さすがに先生方や警察も疑い始めます。仕方ないので再度、男子児童に話を聞いてみました。すると日本刀を持った不審者――男が現れたというのは彼がついた嘘だったのです。

 男子児童は「日本刀は僕が持っていた。A君は自分がやった」と供述しました。先生方や警察は驚愕します。


 詳しい話を聞くと。男子児童をA君は普段からしつこくからかっていたそうです。それを迷惑に思っていた男子児童でしたが。事件当日、この日もA君は彼をからかい始めました。今風で言うとキレた男子児童は無言でA君にいきなり持っていた日本刀――昔でいったら脇差で斬りつけたのです。

 A君は当然ながら出血多量で亡くなりました。男子児童は補導されたとか。


 私は兵庫県の神戸であった酒鬼薔薇事件よりも昔にこんな凄惨な事件があった事に非常にショックを受けました。酒鬼薔薇事件での被害者は当時の私と似たような年頃の男の子や女の子だったのにも驚きを禁じ得ませんでしたが。アメリカでも未成年による殺人事件はあると聞きます。

 けど日本みたいに少年法はありません。小学四年生以上の年齢の犯人であれば、成人と同じ処罰を受けます。死刑も成人と同じくです。私は日本でも少年法を取っ払い、未成年であっても成人と同等の刑罰を受けさせた方がいいと考えます。早めに法改正がなされてほしいものです。未だに未成年だと犯人の名前を伏せるのもやめた方が賢明ですね。


 ……私の書いている事は間違いだらけかもしれません。けど真面目に考えざるを得ない自分がいます。皆さんはどう思うでしょうか。それではお読みいただき、ありがとうございました。

 

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