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迷宮世界  作者: 藤桜
第一章
3/8

人助けで、タイムロス

迷宮に着くのはいつになることやら。

(;'∀')

あー、この長い道程を男一人旅。

モンスターに襲われつつってのは、面倒なので走ります。

これで大抵のモンスターは振り切れる。

振り切れないモンスターについては戦うしかないが、それも迷宮内のモンスターに比べれば数段弱い。



というわけで、今は風吹き峠。

和歌山県岩出市から、大阪府泉南市方面へ抜ける峠という方がわかりやすいだろうか?


その人が通るには通りやすく、モンスターが通るには狭い峠道を走り抜ける。

ちなみにだが、舗装は残っている。

野生生物は殆どが人間に管理され、野にいるものは絶滅した。

なのでモンスターにさえ出くわさなければ危険はない。

そしてこのあたりに生息しているモンスターは、よほど森の奥に行かなければ強力な個体は存在しない。

精々出てきても「森林巨人フォレストジャイアント」か「巨狼オーヴァーウルフ」程度だ。

特殊な力も持たない大型モンスターのみ。

今の俺の身体能力・・・・・・ステイタスってのは地上のモンスターでは地上の最大脅威以外には負けることはない。

峠を越え、今は森と町とが一体化したような形になっている泉南市・・・・・・現在のなにわ南部平原を駆け抜ける。

さて、あと一時間ほどでなにわの城壁が見えるころだ。



景気よく走り続けていると、右手側から聞こえるモンスターたちの鳴き声が騒がしい。

足を止めて手ごろな大きさのビルの屋上に、飛び上がる。

そこから、騒がしい方向を見ると・・・・・・


「まずいな。」


人間がモンスターに襲われていた。

ハンターたちが、守りに入っているがあのままではすぐに倒されるだろう。

守るものが多すぎる。

恐らく商人と思われる一団と、便乗して移動していた一般人。

対してモンスターたちは、雑魚とは言え変異体の狼「平原狼フィールドロア

が、数十体・・・いや、追加が来ているな。

仕方ない。手助けしますか。


ビルから飛び降り、壁を蹴って一団に向けて加速する。

ビルの窓が割れる音と、コンクリートが破砕する音を置き去りにして俺は空中を滑空する。

平原狼と一団との間に着地寸前に風魔法で減速。

背中の剣を抜き放ち、まずは一体を仕留める。


「ハンターどもは、護衛に専念しろ!モンスターは俺がやる。」

「ッ!?わ、わかった!」


リーダーらしき、全身鎧の男が答える。

問答のうちに、走り出しすれ違いざまに四体の首をはね。

次の個体に切りかかる。

近くにいた個体を蹴散らし、地面を蹴って5m程空中で、体を右から左へ振り左手を右側に回しつつ両手で、風魔法「エアバレット」を下方の敵に向けて乱射する。

そのまま回転しつつ着地。集団正面正の敵に風魔法「竜巻」を放つ。

これで背後と正面のモンスターは蹴散らした。

最後に、追加で左手から来ている平原狼に向けて風魔法「暴風」を発動させて終了。

これでひとまずの安全は確保できた。

最後までお読みいただきありがとうございます。

(; ・`д・´)

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