さて、走るか。
昨日に引き続き投下。
暫く説明会かな?
なんていうか、作者もいまだに全容を作りこめていない・・・・・・。
(*´ω`*)
俺は帰ってきたこの国に。
かつて日本と呼ばれた国、極東連合の島国に。
さて、この世界・・・・・・迷宮に侵された世界を攻略しようか。
極東連合の迷宮は東京・・・現在の首都『江戸大和』にある。
昔と名称が変わっているのは、地形そのものが変わってしまっているからだ。
アメリカなどの、地形の変わっていない地域は殆どが名称も変わっていない。
その上、当時の政治基盤にいた連中は軒並み死亡。
というか、東京にいた人の9割はモンスターに殺されたらしい。
で、今の東京の命名をしたのは、時代劇好きの初老の男性だったとか。
そして今の俺の居場所は、和歌山。現在の名称は紀那国。
俺が生まれたのもここな!
命名したのは当時の県庁らしいぞ?
さて、ここから江戸大和まで・・・・・・徒歩だな!
まぁ、交通手段がないわけでもないが恐ろしく高い。
使う通貨は世界共通になって人気の高かった円が使われている。
通信手段が生きてた頃の話な?決まったのは、今はもう使えないけど。
まぁ、海外の人間からの熱烈なお願いがあったそうな。
で、今の交通費。
紀那国から、江戸大和まで凡そ1000万。
現在の俺の所持金は、50万。
足りるはずがないのである。
何せ海を渡って戻ってきたからな!素寒貧よ!!
海はどうやって渡った?
え~と、空は使えないし海もダメ。
な、現代ではワープで移動です。理屈はわからん。
が、使用料はバカ高い。
具体的に言うと一億。
・・・・・・さて、では歩いていくわけだが道中モンスターがうようよしている。
かつてあったハンティングアクションゲーム張りにうようよいる。
なので、都市から都市へ渡り歩くしかない。
てわけで、大阪、今の「なにわ」に行きますか!
なにわには、食の宝庫と呼べるほど食べることには事欠かない。
安物でも他の所じゃ目が飛び出るほどの金額がついていたりする。
何故ここでは安いか?
単純だ。
作物が採れる。
この一点に尽きる。
海は近く、陸に囲まれているためそれ程大型の水中モンスターも現れない。
だから、漁がしやすいし大抵のモンスターはなにわには近づかない。
なぜなら、かつての大阪環状線。
それに沿って強固な城壁と迎撃設備が整っているからだ。
さながら、モン〇ターハ〇ターの砦の設備。
それこそあの、人類の大敵たるモンスター以外には通用するだろう。
モンスターも馬鹿じゃない。
割に合わないと自覚した時点で、襲撃はしなくなる。
そも、どうやって砦を建設しただって?
物量作戦だよ。一夜城レベルの。
複数人のハンター・・・・・・モンスターと地上で戦う人たちの総称。
で、近場のモンスターの気をひいている間に建設。
もちろんハンターは使い捨ての駒扱い。
それでもやるしかないからやるわけだけど・・・・・・それのせいもあって今の人口は少ない。
まぁ、追記するとそれだけじゃ無い訳だけど。
さてそんな事情を抱えたなにわ、いやこの国・・・世界なわけだが。
人間ってのは慣れる生き物だ。すでに全ての人間はこの現状に慣れている。
抵抗することをやめてしまうほどに・・・・・・
モンスターを狩れば、食べるものには困らない。
砦の中に入れば、大抵のモンスターにおびえる必要はない。
と、そう考えられているからだ。
だが、思い出してほしい。
俺は初めに行ったはずだ。
モンスターは急速にだが確実に進化していったと。
今もどこかで新しいモンスターが生まれているかもしれない。
それ程余裕はないんだよ。人類には・・・・・・
最後までお読みいただきありがとうございます。
(; ・`д・´)