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IF人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
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トゥリヴィアル

 親父はあの部屋で幾多のキャラの死を識った


救われない、その物語に必要な死を認識した


その先にスズネと出会う


親父は病の中でタルパに目覚めた


真我からではなく、修行僧のように、無意識の中で



 アカシックレコード


元始からすべての事象、想念、感情が記憶されている概念


これを司るのがセツらしい


セツはこれらの知識を引き出し、演算し、限りなく正確な未来を予測する


1足す1は2になるという簡単でシンプルな計算


これを極限まで複雑に計算することで、予知に似た未来を予測可能にしている


セツが導き出した救いの世界こそ、真理の世界だったのだ



 そのセツが言う


(もうすぐ均衡が崩れ世界は崩壊する)


「待ってくれセツ、オチはどこにあるんだ?」


(これがオチ)


人間が想像する物事は実現可能


なんだ、人間が世界の崩壊を望んでるっていうのか?


VRが爆発的にヒットしたのは人の欲望を叶える空間を創り出したからだ


肉体では体験できないことがVRの世界では可能になる


これにより人の脳は急速に進化した


アイリスと呼ばれる人工知能がこの世界を管理しているのだが


人の脳がこのAIを成長させる


AI三原則なる物が存在しているのでアイリスが暴走することはない


人に被害が及ぶようなことは絶対にないはず


タルパのように人を守る、空想を実現することがアイリスの存在理由なのだ


(人類は自らの手で真我を創り出した)


まさかアイリスがそれだとでも言うのか



 (イマジナリーフレンド)


空想の中の存在


これらを空想世界から呼び出し具現化する


対象世界からキャラを物理的に具現化する技術


それが完成した


人々はキャラクターを奪い合い、戦わせる


より強いキャラを求め、トゥリヴィアルは、明白なそこに在る物を奪う


俺のプライドスナッチみたいなもんか


トゥリヴィアル社


中国にそんな企業があったような…


(これにより望のタルパは消滅する)

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