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IF人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
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じゃかじゃん

 苦しむセツの背中を優しくさすってやってると


「お見事でござるよセツ氏」


サユリがめっちゃ興奮していた


「サユリ氏はこれが何かわかるのでござるか?」


「当然でござる」


これは拙者でも一発で成功させるのは至難の業


拙者がこれを習得するまでエアレじゃかじゃんで1ヶ月は修行したでござるよ


フルコンするだけならそこまで難しくはないのでござるが


まさかパフェコンでクリアなされるとは


よもや神業でござる!


などと言うのだから相当難しいのだろう


エアレじゃかじゃんってなんだよ…


人の限界を超えるってこれのことだったのか?


(これは神のゲーム)


失敗すると消滅する


前回は何度か失敗を繰り返し、カオリが力を使い消滅を防いでいた


「あれか、親父が言ってたトラップってこれのことか?」


「この曲を解禁するには手順があるのでござるよ」


なにやらこの曲には隠し要素があるらしく、これの他に3個クリアしないと地下からの空襲は解禁されないらしい


6261737320322062617373


494E20544845204E414D45204F46204C4F5645


5370656369616C204F6E65


「これらを解読し間違うことなく壁に入力することで地下への扉が開かれます」


なんじゃそりゃ


これを解いたスミコって何者なんだよ!


とにかく親父は前回それを突破したってことだな


「これを作った人は変人でござる」


どうやら高祖父は変人だったようだ



 地下に行けばわかると言われた俺は地下に降りている


セツはかなり消耗しているらしく、チコちゃんと二人で行くことになった


この階段には時間制限があるらしい


(私の屍を越えてゆけ)


セツがそんなことを言うのだから相当無理したんだろう


「チコ、望をお願い」


ってなわけでチコちゃんと二人で地下に降りている


この先は安全らしいから信じるしかあるまい


ナノチップを操作してライトを灯しながら慎重に階段を降りる


「まさか家の地下にこんな場所があったなんてな」


地下に広がるのは10坪ほどの空間


材質はコンクリートだろうか


20畳くらいある空間が縦長に広がっている


「地下空間の奥に何かあるような…」


それにライトを向けた瞬間、チコちゃんが強く抱きしめてきた


目を凝らしてそれを見る


「嘘…だろ…」


死体か?


人らしき物体が座った状態で存在していた



 ゆっくり近付いていく


何か見覚えがあるその姿に困惑していると


「あれは介護ロボです」


介護ロボ…


チコちゃんに言われ安心して近付くと、あのメイド抱きまくらに似たロボが床に座っていた


現代にも介護用アンドロイドは多数存在している


高齢化が進む日本で、老人の介護が重要視された結果だ


身寄りのない老人が溢れる中、介護士や施設が不足していた


介護される側の人間を傷つけてしまう事件も発生し、アンドロイド開発が急がれた


介護ロボを導入するには国に助成金をもらう必要がある


「なるほど、大体わかった」


一度戻ろうと振り返った瞬間、介護ロボがかすかに動いた気がした


勘弁してくれ、親父が失敗してから20年は経ってるはずだ


動くわけないだろ…


俺はチコちゃんを抱きかかえダッシュで地下から逃げ出した

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