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IF人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
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扉の概念

「機械に認識はない、あるのは記録メモリー」


そう言ってセツが介護ロボに触れた


「望の父のメモリーは失われていない」


セツが何かを考えている


なんだ?


10分ほど経過し、言葉を選びながらセツの説明が始まった


「もしかしたら根本的な部分で間違っている可能性」


どゆこと?


「エネルギー保存の法則」


タルパが食べた物質はどこに在るのか


体の中に吸収され世界に還るだけ


これは地球上だけで考えた場合ありえない


地球は太陽からエネルギーを供給出来る事から証明が可能


エネルギー保存の法則を地球上だけで考えるから答えが出せない


「つまり何も失われていないって事?」


セツの首が縦に動く


良く言われるのが、死者は地球上に溢れてるから幽霊が見えないのはおかしい


いつから死者は地球上に居ると錯覚していた?ってやつだ


神隠し、異世界転生は出来るって事だな!


あれ?じゃあトゥリヴィアルって何も奪ってなくね?


「認識を奪っている」


望の高祖父は現世に存在していない


高祖父が存在した認識は現世に残っている


忘れ去られた世界から奪ったキャラの認識はどこに在るのか


「此処に在るって事だよな」


その場合忘れ去られた世界ってどうなるんだ?


「認識出来ずに消滅する」


厳密にはメモリーされている


機械に認識はない


主人公が居ない世界は不要な物として扱われ


不要なメモリーはデリート、削除、消去される


それをセツが停止して防いでたのか…



「扉の概念とは何か」


開けたり閉めたりするんでしょ?


「まず和成が真我を創る元になる部分」


人の記憶に永遠に残そうと開発された物が真我


扉の先に在る神の領域


扉とは、入る、出る、入れる、出すの性質を持っている


入る事だけに捕らわれていた


「確かに言われてみればそうだ」


高祖父が入った理由がハーレムって言うのもおかしい


これは原因からして間違っている


扉の先に行って得するのは高祖父だけだ


これじゃ何の意味もないだろ


「真我とは個の中心にある認識をするもの」


知るものと知られるものの二元性を越えて存在する真理


セツが床に座り込んでしまった


「大丈夫かセツ、無理はしないでくれ」


そう言ってセツの背中を抱きしめた



「望、未練は無い?」


セツの目がマジだ


俺の心は伝わってしまうんだよ


正直言って未練ありまくりだ


戻れる保障は無いんだろ


親父と母さんとカナエとまた一緒に暮らせると思うと迷ってるんだ


今回だってサユリが開いてくれたから後回しにしたけど


前回みたいにセツが必死に開けていたらと思うと俺は…

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