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IF人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
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白い勾玉

 セツ、カナエは大丈夫か?


(今の所、命に別状はない)


タルパは他人を助けられない、俺がやるしかないんだ


「カナエ、お兄ちゃんが来たからもう大丈夫だよ」


カナエは少しだけ微笑み、ゆっくり瞳を閉じた


コヨリに抱きしめられていたコヨミが消えていく


「コヨミ、本当にありがとう」


完全に消えてしまう前に少しだけ微笑んでくれたように見えた


カナリアとミザリーの体が透けていく


「2人ともありがとう、愛してるよ」


だから心配しないで、少しだけ待ってて


俺がそう告げると嬉しそうに微笑み


『愛しています』


そう言って俺の前から消えた



 カナエを抱きしめたまま立ち上がり


コヨリの前に立ち、コヨリを見つめる


「大丈夫、私は望を信じているから」


私も約束するわ、この体が滅んでも必ず望と出会い、望の愛を完成させる


だからそんな顔しないで


ちゃんと笑って


「コヨリ、俺は絶対コヨリともう一度巡り合う」


因果になんて邪魔させない


もう二度と、俺の前でコヨリを死なせない


コヨリの分も、目の前に在るコヨリの分も


魂の巴に刻み、永遠に愛すると誓う


コヨリが俺とカナエを抱きしめ、目を閉じ顔を近付ける


目を閉じ、真我にコヨリを認識しながら、その唇に優しくふれた



 目を開けるとコヨリの笑顔が見え


『愛してる』


同時にそう言って俺の前からコヨリが消えた


右手を前に突き出し強く握る


プライドスナッチを発動しコヨリの愛を全て真我に認識した


真我の中に在るコヨリの巴を右手の拳に注ぎ込む


神の定めなんて俺がぶっ壊してやる


俺とコヨリの愛はそんな物に負けない


全てを注ぎ込み右手を広げると


小さな白い勾玉のような物が俺の手に残った

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