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IF人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
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禁断の果実

バリスタの称号から枝分かれした世界です


なんとか生きて帰ってこれました

約3年ぶりであまり覚えていませんが当時はとにかく毎日投稿することを目標にしてたので記憶を整理しながらおかしい文章や足りない部分を推敲したいと思ってます

まだPCがないのでスマホから少しずつやりますので良ければお付き合いください

 我に返った俺は咄嗟に振り返る


普段ならユウ姉のゴッドフィンガーが炸裂してもおかしくない行為


しかしリビングには優しいオーラが溢れていた


こ、これが愛の女神ウェヌスの力だとでも言うのか!


人間の欲望などウェヌスの前では赤子同然なのかもしれない


「いつでも触れてください」


そう告げるカオリに、俺は涙を流して土下座していた


俺はなんと罪深い男なのだろうか


恐れ多くもあの胸に触れてしまった俺は、世界一幸せな罪深い男と言っても過言ではないだろう


そんな俺を不思議そうに見るチコちゃん


ああ、チコちゃんにはまだピュアな心が残っているんだね


優しいオーラに包まれながら、夕食の鍋を食べ幸腹に満たされていた


リュウが作ってくれた豚肉と白菜のミルフィーユ鍋はとても美味しかった



 湯船に浸かりながら考えていた


カオリは神だ、あれは化身などではない、完全に女神だ


しかし、あのカオリですらまだ完全に目覚めていないとセツが言っていた


親父はあの女神をどうやって具現化しやがったんだ!


俺はバンドラの認識にすら勝てなかったというのに


それほど深い愛が親父にはあったのだろうか


それとも愛を超える欲望のような物が存在するのか


タルパは認識の力だ、タルパの世界を認識するということは、それを超える認識が必要だ


ありえねーだろ親父


親父の過去に何があったんだと考えているといきなり風呂の扉が開いた


視線を向けると、そこにはタオルを巻いたチコちゃんとカオリが立っていた


「ぶっふうううううううううう」


思わず吹き出してしまう


こうして俺の煩悩との熱い脳内バトルが始まった



 無だ、無になるんだ俺!


お釈迦様の如く座禅を組みながら湯に浸かる


「チコの髪は柔らかくて綺麗ですね」


どうやらカオリはチコちゃんの髪を洗っているようだな


「カオリさんの髪もキラキラしてます」


髪は女の命と言うが、あながち間違いではないのだろう


「チコの肌はつるつるでシルクのようですね」


チコちゃんの肌はゆで卵を剥いたかのようにピチピチしている


「カオリさんの胸もふわふわです」


うむ、カオリの爆乳はホイップクリームのように柔らかかった


タオル越しに見えるその膨よかな実は、まさに禁断の果実と言っても過言ではないだろう


「望さん、どこを見ているのですか?」


俺はカオリの禁断の果実から目が離せなくなっていた


なんて罪深い男なんだ!


しかし女神の実の魔力には逆らうことはできないと悟った俺は


「ただでその果実を触らせてくれとは言わぬ」


そして、両手の指を目に押し当てて叫んだ


「かわりに…俺の光をくれてやる!」


そう叫びながら、東斗聖拳の如く、己の目を切り裂いたのだった

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