地下室の秘密
「いやー、びっくりしたね」「ほんとですわ。まさかいきなり倒れるとは・・・。」
先日の事件から数日がたった。
あれから仮面少女は、一度も姿を見せていない。
メディアでは話題稼ぎと噂されているが、凛は違うと確信していた。
「そうそう、今日は地下室へ案内して差し上げますわ~・・・。」
レイラはそういうと、何か気づいたように下を向いた。
「・・・まぁ、わたくしはアナタを信じていますわ。おほほ・・・。」
苦笑いをして、レイラはゆっくりと言った。
「・・・ねェ、アミちゃんって今どうしてると思う?」
「さぁ?そっくりさんなら地下に・・」
話しながら、凛とレイラはエレベーターに乗った。そのまま十分ほどで地下室には着くらしい。
凛は、レイラの非常識極まり無い行動にはまう慣れてきた。
だがそれでも、予想外のレイラの行動には仰天してしまうのだ。
「着きましたわよ。これが我が一ノ瀬家の総力を尽くした未来を先取りした地下室です。」
レイラは誇らしげに言うと、凛に
「こちらに触れてみてください」と扉を指差して言った。
「あ、開け方は・・?」「はやくしてください。わたくしも待っております」
凛は少々戸惑いながら、光る扉に人差し指を触れさせてみた。
レイラも側に寄ってきたまさにその時。
(カァァ・・・)
扉が突然、白銀に光りだした。
「来ました!」
レイラの顔が、扉に負けない程輝いた。
次の瞬間、光は止み、二人の腕には宝石のついた腕輪が装着されていた。