自衛軍 車両
・高機動車
名称 高機動車
全長 5.12m
全幅 2.15m
全高 1.90m
重量 2.96t
乗員数 2名+(6名)
速度 126km(路上)
エンジン トヨタ M6V3
水冷4気筒OHVハイブリッドターボ・ディーゼル
懸架・駆動 前:ダブルウィッシュボーン+トーションバー
後:5リンクコイルリジッド
移動距離 508km
高機動車は、2051年に自衛軍採用し装備している人員輸送用車両である。
また同車をベースに様々な派生車両が存在する。
防衛省は略称をHMV(High・Mobility・Vehicle)、広報活動用として愛称を「飛燕」(ヒエン)としているが、隊員たちの間では「高機」や「HMV」とも呼ばれている。
開発・納入はトヨタ自動車、製造は日野自動車が担当しており、現在では殆どの普通科部隊に配備されている。 その数は全国で2500台にも上る。
戦闘車両の分類に入るが、人員運搬や物資運搬など多用途に利用可能な性格を併せ持つ車両であり、国際派遣や災害派遣でその姿を目にする機会は多い。
ベースがトヨタの4DWなので、初期型のモデルのみハブやサスペンションアームに民間用の物と互換性がある。 しかし現在では車輌損耗更新で、シャーシ強化と改良型の装甲が備えられたⅡ型の配備が進んでおり、これには互換性はない。 追加装備として荷物牽引用ウィンチと発煙機も装備されている。
自衛軍(自衛隊)の人員輸送車としては初の、固定火器を取り付けるためのターレットが天井部に設けられ、50口径重機関銃や自動躑弾発射機、汎用機関銃を乗せる事が可能となった。
派生形の高機動車と区別するため、それぞれナンバープレートの表記が異なっており、一般的な車輌は06-nnnnでそれ以外は04d-nnnnや03c-nnnnなど様々なナンバーが振ってある。(06-nnnnは1990年代の高機動車登場からずっと続いている)
エアコン、CD付きラジオを完備。 ただしタコメーターもドリンクホルダーも無く、シートはスプリングが荒くて固い。
・クーガー
名称 56式装輪装甲兵員輸送車
全長 6.95m
全幅 2.54m
全高 2.69m
重量 15.20t
乗員数 3名+(8名)
主武装 M242 ブッシュマスター (25mm機関砲)
副武装 24式7.62mm機関銃 (車載)
速度 110km
エンジン 三菱 MT883
液冷4ストローク直列6汽筒ハイブリッドターボ・ディーゼル
懸架・駆動 前2軸:ダブルウィッシュボーン
後2軸:トレーリングアーム
トーションバー方式
移動距離 660km
56式装輪装甲兵員輸送車とは、陸上自衛隊(後に陸上自衛軍)が30式装甲兵員輸送車の後継車両として採用した装甲車。
2049年から小松製作所が開発を開始し、56年から正式化と配備が始まった。
8輪の装甲車で、名の通り兵士の輸送と支援が任務の軍用車両。
防衛省は「ハウンド」の名を広報用に使用しているが、隊員たちの間では過去に使用していた96式装甲車に形状が似ていることから「クーガー」、もしくは「56」「56WAPC」と呼ばれている。
従来のものと同様、コンバットタイヤとCTISの採用、空輸性と機動性に重点がおかれた設計をなされているが、今回から新たに口径25mmの機関砲が主兵装として装備されている。
これは、近年の戦場で強固な防御力を誇る無人機と重装のARTSが多く使用されている為、車両防御と兵士の支援を行うために備えられた。 また、日本の近隣国がAPCに20mmを越える火器を搭載している事も、この兵装の搭載の切っ掛けとなっている。
その戦闘能力からAPCではなくIFVとしての色が強いが、世界的に装甲車には強力な武装が施されているので防衛省は一貫して兵員輸送車の名を使用している。
しかし火器の搭載によって調達コストが上がった事もあり、配備は北部方面隊、東部方面隊、西部方面隊に留まっている。 それ以外の兵員輸送では従来の30式を使用し、最新機種である88式装甲兵員輸送車を順次これと転換することが決まっている。
25mmという凶悪な火器を持ちながら車内は居住性がよく、エアコンも完備されているため、多くの陸上自衛官憧れの車両。
・MAV
名称 46式多目的無人航空機
全長 1.90m
全幅 2.16m
全高 0.70m
重量 0.10t
乗員数 0名
主武装 無し
副武装 追加オプションとして60式対戦車誘導弾
2発を搭載可能。
限界速度 170km
エンジン P&W FF110-AE40
移動距離 660km