表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私、妹です。  作者: 薄雀
59/64

ほんとはね、ヒロインスペック!




「おねぇ、おねぇは可愛い。だから、自分に自信を持ってほしい」

「…なにを、いってるの?そーら」

人前に立つこと、それは恐ろしいと思っているのは知ってる。でも、頑張りやさんだから、委員長とかもやって。

私のためになら、なんでもしちゃうおねぇ。

「おねぇは、ピアノの演奏がプロ並みなんだよ」

「そーら、どうしたの?」

「…だから、演奏することに怖がらなくていい。私と、一緒に演奏してくれませんか?」

「私は、海外の本場で習えといわれるほどへ、ヘタクソなのよ?プロ並みなんて…!」



だから、おねぇ。いってるでしょ?

「本場に、ヘタクソがいったら笑われるだけだよ?本場にいくことが、ピアニストにとっての夢なんだよ?」

「…そうなの?山木」

「ええ、素晴らしいことなのですよ。海外の本場に勧められることは」

「…そうなの?東雲」

「そうですよ。桜実さま、あなたの演奏はずば抜けている。素晴らしい姉妹ですよ、音楽に長けすぎている。」



ほら、安心して。

「ほら、おねぇ!可愛い顔が台無し!」

「…可愛いくない!」

「なら、おねぇにそっくりな私も可愛いくないよ?」

「…そっくり?うそよ、あなたは可愛いすぎるくらい!私に、似てなんか」

「似てる、こんどコンタクトして私と一緒に鏡の前にたとう?」



ここは、維持でもひかない!

とりあえず、おねぇはヒロインスペックもってるんだからね!

可愛いし、すべてが、可愛い!

それこそ、まじで、theheroine!

「さ、座って!深呼吸!」


****



ピアノの伴奏から入って、

すこしアイコンタクト。


ほほえみあって、私のバイオリン。



最高のコンチェルト!


「…おねぇ、輝いてるよ。すごく、綺麗」



あ、そういえば、このスチルあったな。

卑屈さを無くすため、色々ヒロインに言った後に、

変身を遂げる。

たしか、葉山曜ルート。

そして、同伴者としてパーティーに参加。


隣には、葉山曜がたってバイオリンを弾いてた。

…って、あれ?

私、葉山曜の位置奪ってね?!

奪ってるよね?



ま、いいや。もう、自暴自棄になってきた。


「そーら、ありがとう。私、私ね。羨ましかったの。そーらの可愛いさが。そーらとそっくりならって、いつも思ってた」

「おねぇ……」

「そうしたら、そーらといろんなところへ行けるのかなって。でも、関係ないよね?たとえ、私が可愛いくなくても、そーらの隣で歩いても!関係ないよね!」

……あれ、なんかちがくね?

「私がブスだから、そーらが恥ずかしいめにあうんじゃないかって、遠慮してた。でも、これからは色んな所いこうね!」

…だから、違うよ!

え、まじで?私のことしか、眼中にないかんじ?

え、まじかー!



「そーちゃん、おーちゃん!良かったわ!今度はギターね!そーちゃん!」

え、ちょまて!ママン!

私の休む暇なし?

ていうか、婚約者!どうなってるのか、ききたいんだけど?!

笑顔で、手を振らないで!パパン、ママン!

「薔薇さま、こちらです」

「─…はぁ。分かった、着替えてもいい?東雲」

「ええ、用意はできております。それと、gardenpartyの皆様も」

「え、来てるの?」




 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ