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私、妹です。  作者: 薄雀
56/64

えー、帰ります!帰して!





「君が、沢原財閥のバラちゃん?」



ちげーよ、バラってよぶなよな!

と、心で叫ぶ。


「あら、葉山家の坊ちゃんだわ」

隣のマダムが、そっと呟いた。

「…初めて見ました」


パーティーで。


「……テレビ見てないの?」

「…いえ、パーティーで。」

「そうね、珍しいものね。葉山家の坊ちゃんあんまり忙しいらしいからねぇ。そろそろ、アイドルは卒業じゃないのかしら」


それも、そうだ。彼、一人っ子だし。


「そろそろ、婚約者あてがわれると思うのよ」

「……なるほど、私はいらないんですけど」




「ねえ、ほったらかし?」



「「…あ」」


マダムとの話に夢中になっていた。

「あ、えと、私になにか?」


****




急にどよめき。

走り込んでくる、数名のせいだった。


その中に、見しった顔。

というか、皆しってるぅ!!



「そーら!だめよ、絶対!」

「桜実?!」「桜実ちゃん?!」


あれ、桜だ。沢原の桜だ。

って、聞こえる。



私たち、姉妹はある意味有名だ。

沢原の華と呼ばれてる。ま、美少女だから。

私は、不本意なんだけど。おねぇは、無自覚さんだから気づいていないし。


というか!アイドル一団連れてこないで!

「そーら?もしかして、君、」



いやぁ!紅野梁、気づいてる!

私だと、気づいてる!




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