そろそろ、エンディングだよね?
そういえば、忘れてた。
寝てしまった、というかわざと眠らした?かぐのムダにさらっさらな髪を弄りつつ思い出す。
「アイマネ、エンディングそろそろ、だったよね」
ぽつり、漏らす。
大丈夫、かぐぐっすりだもん。
つーか、コイツの髪羨ましい!
撫でてみたり、梳いてみたり、きゃーさらっさら!
………じゃなくて、
「…物語は、全然と言っていいほど無かった。」
そう、出会いからして私がぶち壊してたや。
ネガティブちゃんじゃなくしてたためか、出会わなかった。そういえば、と思う。
でも、何となくイベントはあったよね初めは。
しかし、ここの所何にもない。
ルートが、決まってないから?
それしか、ないよねー。
エンディングの、伏線はバッチリあるみたいだけど。なぜか私に、伏線つたえてきやがった。
あれは、不慮の事故だと思っておこう!
ん?忘れてない?私。肝心なこと。
エンディングが来た後の、彼らはどうなるのか。
未だに姉は、彼らを恋愛対象には見ていない。
それよりも、憎き相手になってる。
これ、私のせい?だよねー。無駄に絡んじゃったし、無駄に。
私だって、陰ながら見守ろうっ!て思ってたさ、うん。
ね?なんでだろーね?
私、逆ハー乗っ取りとか、きょーみございやせん。
いやー、こんなハイスペックさなら出来たのでしょうが、全くと言っていいほど興味ないんだよね!
バンドに夢中なのですよ!
うわ、コイツ!
私が一人考えこんでたら、枕にされた!
「…かぐ、てめぇ」
む、綺麗な顔。気持ちよさそうに寝てやがる。
なんか、憎らしい!でも、おこしたら貞操の危機!
おこしてはいけません、絶対!
はぁ、考えるのだるいし、もういいや。
無駄にさらっさらな、かぐの髪を触って癒されよう。
うん、そうしよう!
────考えるの放棄しました。
そろそろ、終わりにしちゃいます。
飽き性の私がここまで、続いたの奇跡!
妹ちゃん、恋愛感情全くナシなんでドキッとするシーン皆無!でも、そろそろお相手見つけなきゃね。
誰にしようか、迷い中。
全く絡みナシの奴いるけど。アハッ。
それとも、急に出そうかな、お相手。
最後はラブコメにしたいな。