えっへん、見たか!我のハイスペックさを!
ひさびさの、まったりな休日。
未だに、姉はスパイをしているためか最近は彼らに会うことはない。…やったね!うへへへ、
しかし、やっぱり何かは起こるわけで、最近はあの従兄弟様が我が部屋に居座る。
あのさ、いくら従兄弟だっていってもさ、あの~ね?
年頃のだ、男女が、ね?
ダメでしょ!しかもね、相手私を恋愛対象としか見てない。
嫁と認識されているわけで、危険!
「ローズぅ、腹減らない?」
「…そりゃあね、もう昼だもんね」
なぜか私は、かぐの膝の上。…え、なんで?!
「あー、美味しそう!さすが、ローズ!」
口をこちらにあけている、これは、あれか?
「……するか、ボケェ」
「…むぅ。ローズは、嫁としての自覚がないねー。俺の嫁は、あーんしなきゃだめなんだよ?」
「…あほか、ボケェ」
「あーん!」
しつけぇー、こいつしつけぇー!
しかもなに?!我が母よ!
『華黒くんと、らぶらぶ新婚気分味わってね?ママより』
って、なに?!
アンタ、わが母か!それで!
ところで、現在はといいますと。
お腹が減ったこともあり、お料理の最中。
やはり、ここでもハイスペックさがでてくるわけで、
「わーはっはっはっ!見たか!我のハイスペックさを!」
あまりにも、美味しすぎて眠気がでちゃうんだよね?
あははは。満腹感もあってか、眠っちゃったかぐを後目に、
「…これで、少しばかり貞操が守られたり!」
とつぶやいてみたり。
「あ~普通はないのかね、普通は!」