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私、妹です。  作者: 薄雀
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聴いて、心を。





私には夢がある 届かないようで 届くかな

心の奥にある 一つの願い

どうか 聞いてほしい


気づけば 未来に不安になって 夢を諦めかけてた 

背を押す 君の声が 勇気くれた


広い世界 廻せ 君ならできる

本来の物語を 変えてでもいい、

君の幸せを願う


天使がくれた 真っ白な羽根を

精一杯広げて 君を連れて飛んでゆく

果てしない 空はいつもここにあって

変わらない 君の笑顔 また一つ勇気くれた


私には願いがある 叶わない? 叶うかな

心の奥にある 君に向けた言葉

どうか 聞いてほしい


気づけば 側にいた君が 遠く行ってしまうようで

それでも変わらない君が 背を押す


君の世界 動かせ 君ならできる

君のための世界だから、

君の幸せが一番!


天使がくれた この歌声を

この空、 いっぱいに響かせて

果てしない大地はどこまでもあって

変わらない君の温もり 応援してる


***


──…どうか、おねぇ、幸せになってほしい。

それが、私のおねぇに対する願いだから。



***




君が幸せなら、 何もいらない

歌えるだけで、幸せな私

あとは、君の幸せ、笑顔


君のために、何度だって歌うよ、


***

『ありがとう!ガーデンパーティ』

「ありがとうございました!」

あのアイドルたちの登場だ。



私の想いはおねぇにぶつけた。

そろそろ、ゲームのエンディングが近い。

一時は探り入れまくらなきゃ!



「──まって、君でしょ?」

「……?」

紅野梁きたー!!やばし、やばいって!

「あっれー?ローズだ!今日の前座ローズのバンドだったんだ」

うっわぁぁあ!

「空、ローズって?」

「ヤナが、肩つかんでる子ー」




ひゃぁぁあ!おねぇぇえ!

私の心の声、聴いた?

でも今は、心の叫びを聞いて!!




────タスケテ。




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