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私、妹です。  作者: 薄雀
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姉の現状把握


最近の私の口癖、

「何か変わったことがあった?」である。

ただし、姉限定で。


私の行動によって、変わってしまった未来。


生来のドジっ子気質がしっかり者になって、出会いイベントを崩しちゃいました。てへ。

…で終わらせられない!

私は、きっと乙女ゲームのエンディングを迎えさせるために生まれてきたのだと使命感におわれている。

まぁ、乙女ゲームは好きなんで、しかも姉大好きなんで、幸せに導きたいんですよ!!絶対に!


「おねぇ、何か変わったことがあった?」

だから、今日も今日とてこれを言うんです。

《変わったこと?うーん、なにも?ただね、アイドルグループの皆さんが登校したからファンの皆さんが一日中うるさかったことくらいかなー》



姉よ、その中の一人と恋愛してくれぇぇえ!

私のせいで、恋愛フラグが現在ないから出会っちゃってくれぇぇえ!


……とは、言えず。うん、一応アホの子演じてるからいえるっちゃいえる。しかし、急だし、余計に心配かけるだろう。

今でさえも、

《私、心配だわ。なんで、寮生活なの?!もう、今すぐ家に帰りたいわ!心配で、心配でたまらなくて寝れやしないわ!》


と、のたまうくらいだ。もう、余計だ。言っちゃった暁には、やめてでも帰ってきそう。……恐ろしく、想像できる。


「委員長の仕事大変?」

「そうでもないわ、みんな大人だもの」

この姉、主人公は委員長である。

それは、小学校から変わらず。

眼鏡でダサい、委員長ってのはテンプレだ。

しかも、眼鏡外せば…あら不思議。美少女ってやつもね!


んな姉は、またしても、委員長。厭きないのかね?



まぁ、現状は変わらないらしい。

……変わってくれ!

すみません、すみません!この乙女ゲームの神様!

出会いイベントをぶち壊しちゃって!


最近、神様に祈ることも増えました。なんてことだぁ。


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