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私、妹です。  作者: 薄雀
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久々にはっちゃけ隊!



こんな、従兄弟。あれだよね、攻略対象だって思うよね?

実をいいますと、はい、攻略対象だっていいたいですよ。言いたいけどね、ただのモブです。はい、モブですらないんだよね。だって、ストーリー的に出てこないからね!

私とほぼ、一緒なんだけど。



あれだね、やっぱりここは乙女ゲームの世界でも現実でもあるんだよね。私にとっては。おねぇにとっても。



「ふはぁー…」

「どうした?ローズ」

囁き、あまっ!やめろ!


「んや、あ。やば!」

「どこいくの?」



guitarマイダーリンを背負って、

振り返る。

「どこでもいいでしょ」

「んー、バンド?ガーパティ?」

「そ、じゃ、行くから」



と、言ったものの。ついてくるんだね、はい。



「へーい!みんな、やりますか!」

「ローズ!!き、た…?!」の。がでてないよ、ま、分かるけどさ、露骨だってー。





「やあ、ガーパティ。やってる?」

「あ、ははは、華黒さん…」

「華黒兄さん」


「…かぐ、今からするんだって。練習」

「そーだね、そうだったね」

「……さ、みんな…(やりたくない気持ちわかるけど)練習するよ」



「はぁーい!」


ドラム担当、通称ヒマワリ。日向葵ひなたあおいの、

「わんっ、つー、わんっ、つー」

だだだだっだ!

と、軽快なドラム音とともにギターとベースのハーモニー。

そして、綺麗な音色を奏でるキーボードが混ざり合っていい感じ。



『今日も元気に始まる朝に…なんでかな、キミを思いだすの』




****



「おい、スミレ、ミスれって、呼ぶぞゴラァ」

「ヒイイ!それだけはぁぁあ!」



セカンドギターの、スミレ。要菫かなめすみれは、怯えていた。ていうか、みんな。


「ヒマ、テメェ先走ってんなよ、」


ヒマワリまで、あんなに元気さが取り柄のヒマまで。


「つばきと、アンジーはまぁまぁだな」

ほっと、一息つく

ベース担当ツバキ。笠原椿かさはらつばきと、

キーボード担当アジサイ、アンジー。佐伯紫陽花さえきしひか

口元はひきつりながら

「あ、ありがとうございます。あ、りがたきお言葉!」




「あー、もう!かぐ、邪魔!」

「ええー、なんで?」

「アンタ、音楽関わると性格がらっと変わるの!みんなおびえるの!」



「黙って!」の一言がきいたのか、隅でじいっとみられてる。こわ!こわいっ!




でも、今日は久しぶりにはっちゃけたいんです!




「わんっ、つー、」



心を込めて今は音楽を楽しむ!



そうそう、バンド名の由来分かったかな。

みんな、花の名前。庭、garden。そして、集まった、party。gardenparty!




それが、私達だ。




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